日本IBMはメインフレーム製品「System z」の最新モデルとなる「IBM zEnterprise EC12」を発表した。 日本IBMは8月29日、メインフレームの最新モデル「IBM zEnterprise EC12(zEC12)」を発表、同日から販売を開始した。価格は最小構成で約1億円としている。 zEC12は、2010年7月に発表した前モデル「IBM zEnterprise 196(z196)」の設計を受け継ぎ、処理能力や機能を向上させた新モデル。同社は「業界最速メインフレーム」をうたう。z196と同様にメインフレーム、UNIXサーバ、x86サーバの各プラットフォームを単一システムとして管理でき、運用負荷や消費電力の低減に貢献としている。出荷開始は9月20日の予定だ。 zEC12ではプロセッサの動作クロック周波数を、z196の5.2GHzから5.5GHzへと高め、プロセスルールも45