国際的ハッカー集団「アノニマス」を名乗るグループが5月31日までに、日本政府に捕鯨をやめるよう求めるメッセージを動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載した。「これはただの警告ではない」として、何らかの行動を起こす考えを示唆している。 アノニマスが日本の捕鯨に矛先を向けたのは初めてとみられる。日本政府も既にこのメッセージを把握、動向を警戒している。 動画は5月29日に投稿された。日本の捕鯨船が鯨にもりを打ち込み、解体する映像をバックに「世界規模で海洋生物を撲滅している」と日本政府を批判した。 鯨のほかサメやイルカの捕獲も問題視し「アノニマスは座視できない。この問題に対処する」と宣言。日本国民には「政府のばかげた信念に追従するな」と呼び掛けた。(共同)