神戸 全治約1年の重傷、MF斉藤未月に4年契約を正式提示
今月上旬に発表されたノーベル賞で、がん治療が大きな話題となっている。今やがんは国民病と言われ、生きようと懸命に闘っている患者は多い。「コウ君」もまた、その1人である。 元サッカー少年。先が見えずに長引く闘病生活、それでも明るさを失っていない。 「高校3年間は楽しかった。病気になる前も、なった後も、すごい楽しかった。東京に来たのはいい選択だったと思います」 高校2年夏の練習試合、左足シュートでゴールを狙うコウ君(撮影・田口守氏)ゴールを決め、満面の笑みを浮かべるコウ君(撮影・田口守氏)■骨肉種に「自分が?」 愛知県出身。父親が単身赴任していた東京へ、高校進学を機に母と妹と一緒に引っ越してきた。入学した高校は、サッカー環境が整った都内有数の実力校だ。OBには元日本代表でワールドカップにも出場した名選手がいる。入学当初、同学年だけで部員は90人以上いた。コウ君も中学時代は地区選抜にも入ったミッド
サッカー元日本代表で日本フットボールリーグ(JFL)松本山雅FCの松田直樹選手(34)が4日午後、亡くなった。 松本山雅FCのチームドクターで、信州大病院の百瀬能成医師によると、JFLにはメディカルチェックの規定はないが、同FCではJリーグの規定に沿って、血液検査、心電図、負荷心電図、頭部と胸部のCT(コンピューター断層撮影)などの検査を実施している。今年1月に松田選手も検査を受けたが、異常はなかったという。 「本人はたばこも吸わず、通常の生活をしていた。当日の気候・気温を考慮しても脱水症状は考えにくい」と首をかしげる。 心筋梗塞は、心臓に栄養や酸素を送る血管が詰まる病気で、通常は高血圧や高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙などが原因で起き、40~50代以降で発症する。 松田選手の場合は、このいずれにも該当せず、榊原記念病院の伊東春樹副院長(循環器内科)は、「珍しいケース」と話す。 ただ、伊東副院
34歳の現役選手だった元日本代表の松田直樹選手が心筋梗塞で倒れてそのまま亡くなったことについて、東大副学長の武藤芳照教授(身体教育学)は「極めて珍しいケース」と驚きを口にした。 30歳代の若い男性が心筋梗塞で倒れる要因として<1>幼少時に「川崎病」を患った経験がある<2>喫煙習慣がある<3>家族に若くして突然死した人がいる-という点が考えられるという。「川崎病」は主に乳幼児がかかり、高熱や発疹といった症状が出る病気で、武藤教授は「若い人が急死する原因の一つとして知られている」と説明した。 松田選手が今季から加入した松本山雅FCの百瀬能成チームドクターは「1~2月のメディカルチェックでは全く予兆がなかった。血液検査や心電図、負荷をかけた場合の心電図など、Jリーグ並みの検査をしていた」と述べ、体調面に問題がなかったとしている。 予防策として武藤教授は「普段と違う異様なだるさ、疲れを感じたら休む
松田、依然として危険な状態…一夜明けても意識戻らず 松田直樹を見舞いに来た(左から)田中隼磨、三都主、闘莉王、楢崎ら 2日の練習中に急性心筋梗塞(こうそく)で意識不明の重体に陥った元日本代表DF松田直樹(34)=松本山雅=は、一夜明けた3日も意識は戻らず、依然、危険な状態が続いている。2日は一時心肺停止となったが、現状は微弱ではあるが心臓の鼓動は戻っている。ただ、循環機能は人工心肺で維持している状態。この日、午前中には病院から家族に容体説明があり、「昨日の説明と変わらなかったそうです。非常に危険な状態であります」と、松本山雅の大月弘士社長は明かした。 病室で目を閉じたままの松田の元へ選手や、元チームメートが多数訪問した。新潟から車で3時間かけて訪れたFW大島は病室に入り、「信じられないです」と号泣した。夕方には横浜Mや、川崎、名古屋の選手らが訪問。情に厚かった熱血漢を慕う選手たちは、ただた
日本代表の練習試合会場にも「祈 松田直樹」
サッカー元日本代表でJFL(日本フットボールリーグ)松本山雅のDF松田直樹(34)が2日午前、急性心筋梗塞のため、長野県松本市内のグラウンドで練習中に突然倒れ、同市内の病院に緊急搬送された。搬送時には意識がなく、心肺停止状態だったという。集中治療室(ICU)で人工心肺装置を使って血流を維持し、微弱ながら心臓の鼓動は戻ったが、同日夜に会見した担当医は「極めて厳しい状況」と説明した。 ◆大分・西別府病院スポーツ医学センターのセンター長 松田貴雄医師 詳しい状況が分からないので即断はできませんが、おそらく循環器系統に何らかの異変が生じたと思われます。原因としては、心臓が不整脈を起こして心筋梗塞を起こしたものと推察できます。このようなケースでは事前に察知するのは難しい。心臓の既往症がなく、普段元気な人は精密検査をすることもないので、身体に変化が起こっていることを自覚できません。不整脈は本来、心臓が
サッカー元日本代表でJFL(日本フットボールリーグ)松本山雅のDF松田直樹(34)が2日午前、急性心筋梗塞のため、長野県松本市内のグラウンドで練習中に突然倒れ、同市内の病院に緊急搬送された。搬送時には意識がなく、心肺停止状態だったという。集中治療室(ICU)で人工心肺装置を使って血流を維持し、微弱ながら心臓の鼓動は戻ったが、同日夜に会見した担当医は「極めて厳しい状況」と説明した。日本代表として02年日韓W杯ではベスト16入りに貢献。今季からは16年間在籍したJ1横浜を離れ、松本山雅の主力としてチームのJリーグ昇格を目指していた。 会見した松本山雅の大月弘士社長や加藤善之監督によると、松田は松本市の梓川のグラウンドで午前9時半すぎに始まったチーム練習に予定通りに参加した。ウオームアップの約15分間のランニングを終え、立った姿勢で脈拍を計測しながらストレッチしていた時に「やばい、やばい」と言い
元日本代表DF松田、一時、心肺停止「極めて厳しい状態」 今年2月の横浜Cとの練習試合で三浦知(右)と競り合う松本山雅・松田 元日本代表DFで02年日韓W杯の16強進出に貢献した松田直樹(34)=JFL・松本山雅=が2日、長野・松本市内の梓川ふるさと公園での練習中に倒れ、心肺停止状態となった。急性心筋梗塞とみられ、午前10時過ぎに市内の信州大医学部付属病院の救急救命センターに緊急搬送された。人工心肺装置により血流を維持し、心肺停止状態から微弱ながら心臓の鼓動は戻ったが意識はなく、今村浩医師は「極めて厳しい状態」と語った。 元代表戦士が突然の惨禍に襲われた。2日午前10時23分に信州大病院集中治療室に搬送された松田は、午後8時を過ぎても意識は戻っていない。この時点で心臓の鼓動はごく微弱、自律して機能する状態ではない。人工心肺からつないだ管を体内に通し、全身の循環機能を維持していた。午後6時、信
実質3部リーグに当たる日本フットボールリーグ(JFL)の松本山雅に新天地を求めた松田直樹選手(34)が練習中に倒れたという知らせは、プロ入りから昨季まで16年間を過ごしたJ1の名門、横浜にも伝わり、クラブは重苦しい雰囲気に包まれた。横浜や日本代表でセンターバックとしてコンビを組んだDF中沢佑二(33)は「全く情報がないので分からない。信じられないのひと言。あとはもう」と言葉を失った。 ハードなマークと闘志で世界と戦ってきた僚友の屈強さを誰よりもよく知るだけに、深刻な容体をうかがわせる情報にも「マツ(松田)はそんなにやわな人間じゃない。早く意識を取り戻して、いつものような元気のいい声を聞けたら」と、自らに言い聞かせるように回復を期待した。 横浜時代の同僚、DF栗原勇蔵(27)は札幌市内での日本代表候補合宿の練習後「回復することを祈るしかない」と沈痛な表情。「どういう状態か分からないが、あまり
日本フットボールリーグ(JFL)松本山雅FCの運営会社の大月弘士社長は2日、長野県松本市の信州大病院で記者会見し、チームに所属する元日本代表DFの松田直樹(34)が練習中に倒れ、同病院で人工心肺装置により血流を維持していると明らかにした。 同席した同病院の今村浩医師によると、急性心筋梗塞とみられ、心肺停止状態から微弱ながら心臓の鼓動は戻ったが、意識はなく「極めて厳しい状態」という。 加藤善之監督によると、松田は午前9時半ごろに始まったチームの練習に参加し、15分ほどランニングをした。その後「やばい、やばい」と言いながら横に倒れたという。 チームの関係者が午前10時すぎに119番。練習を見ていた看護師の女性が、救急車が到着するまで心臓マッサージをした。病院に同50分に着いたが、心肺停止状態だった。 大月社長は「松田選手はチームにとって影響力のある選手。全国のファンと回復を願っている」と語った
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