小田原市による小田原城址(じょうし)公園の管理・整備計画について、私立旭丘高校(同市城内)は30日、同校の生徒会が加藤憲一市長に対し、計画の凍結、白紙化を求めたことを明らかにした。 同校などによると、要望は24日付で、樹木が伐採された場合、「体育の授業や学習活動が住民や観光客に丸見えになる。緑に抱かれた落ち着いた学習環境が奪われる」などと指摘。「子どもの権利条約」から「子どもに関係のあることを行うときには、子どもにもっともよいことは何かを第一に考えなければならない」との条文を引用し、市に「権利条約の考え方に立って行動して」と計画の見直しを訴えている。また、同校も30日までに、市と市議会に同様の要望を行ったという。