首里城(沖縄)の戦前の姿、鮮明に 「上杉家の古写真」で紹介・米沢 2016年02月07日 17:28 明治期に撮影されたとみられる首里城内の写真。右に久慶門、左に歓会門、奥に守礼門が見える(上杉家所蔵、米沢市上杉博物館提供) 米沢藩主上杉家の所蔵品から、明治時代に撮影したとみられるかつての琉球国王の居城・首里城(那覇市)内部の写真が見つかった。首里城の建物や関連資料の大半は太平洋戦争の沖縄戦で失われており、復元前の城を写した貴重な写真という。この写真は米沢市上杉博物館で6日に始まった企画展「上杉家の古写真―伯爵の暮らしと米沢」で展示されている。 見つかった写真は名刺判(縦9センチ、横5.5センチ)で、印画紙の一つ「鶏卵紙」を使っている。北殿裏の城壁の上から、主に女性が使用する通用門「久慶門」、国王や外国の使者ら男性が使用する正門「歓会門」を見下ろす角度で撮影されている。さらに奥には小さく