東日本大震災で被災した鉄路の復旧状況を紹介する企画展「鉄道の復興 その時、今、あした」が、仙台市青葉区の東北福祉大鉄道交流ステーションで開かれている。展示期間を前半と後半に分けた構成で、自らも被災しながら地域の復興をけん引してきた鉄道の役割を伝える。 7月4日までの第Ⅰ期展示は「早期全線復旧への軌跡」と題し、三陸鉄道(宮古市)、仙台空港鉄道(名取市)の民営鉄道2社、JR貨物と仙台臨海鉄道(仙台市)の貨物2社を写真やパネルで紹介している。 三陸鉄道は震災直後、宮古駅に停車していた車両に災害対策本部を置いた。その時に使われた被災状況を記したホワイトボードの実物は、18日までの期間限定展示となる。 津波で脱線したJR貨物の車両のプレートや、燃料不足に陥った被災地に日本海側経由で燃料を輸送した路線図も展示している。 5月23日には、三陸鉄道の冨手淳旅客サービス部長と横田重雄元JR貨物東北支