心理学の分野で起きているデータシェアリングと透明性に関する論争が、再び世間の注目を集めています。米国心理学会(APA)が発行するジャーナルの顧問編集者、ゲルト・ストルムス(Gert Storms)氏は、著者から論文の元データの共有を拒まれたために査読を拒否したことを理由に、辞職を迫られています。 ルーヴェン・カトリック大学(ベルギー)の心理学部教授を務めるストルムス氏は、データの透明性や共有の重要性を啓蒙する Peer Reviewers' Openness Initiative(査読者の開放性に関するイニシアチブ)を支持する研究者の1人です。このイニシアチブでは、規定の条件を満たさない論文に対して「査読を引き受けない、出版を認めない」ことを約束する査読者を募っています。データ共有を拒んだ著者の論文の査読依頼をストルムス氏が断ったのも、このイニシアチブに則ったということでしょう。 この問題
※ この記事は、「アーカイブサミット2017に参加しました(前編:1日目)」の続編です。 「アーカイブサミット2017 in 京都」2日目です。 この日も京都は、朝から真夏のような晴天でした。 2日目の朝は、ミニシンポジウムからスタートしました。 ミニシンポジウム ミニシンポジウムは、2つの会場で、以下の2種類が同時に開かれました。 1 「届く、使うデジタルアーカイブ」 ユーザ視点からのアーカイブ利用について議論します。 登壇者: ・梅林秀行氏(京都高低差崖会崖長) ・沢辺均氏(openBDプロジェクト・版元ドットコム・ポット出版代表) ・松田法子氏(京都府立大学講師) 2 「クールジャパンの資源化について」 マンガ・アニメ・ゲームなどのコンテンツについて議論します。 登壇者: ・佐藤守弘氏(京都精華大学教授) ・細井浩一氏(立命館大学教授、アート・リサーチセンター長) ・森川嘉一郎氏(明
こんにちは。 今回のコラムは、アーカイブの話題です。 私(数藤)は、9月9日、10日の2日間にわたって京都で開催された、 「アーカイブサミット2017 in 京都」 に参加してきました。 晴天の京都。秋晴れというよりも夏のような天気です。 地下鉄烏丸線の北山駅で降りて、会場のある、京都府立京都学・歴彩館に向かいます。 今回のアーカイブサミットのテーマは、「社会のアーカイブ化」。 私は2日間通して聴講しましたが、どのセッションも非常に興味深い内容でした。 そこで、私(数藤)が聴講したセッションにつき、記録として以下にまとめておきます(これも一種のアーカイブ活動です)。長文ですがどうぞご覧ください。 (※ 以下の記載はいずれも、筆者のメモを基にした要約です。要約内容が不適切な箇所や、要約行為それ自体を希望されない箇所等がございましたら、お手数ではございますが、当サイトのお問い合わせフォームから
〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2-2-3 NSビル302 電話03-3295-1331 FAX03-3294-0996 伊井春樹 光源氏の運命物語 「かたり」から読み解く新しい『源氏物語』 加藤大鶴 漢語アクセント形成史論 風土記研究会編 風土記研究 第40号 白石良夫・中尾友香梨編・小城鍋島文庫研究会校訂 佐賀大学附属図書館小城鍋島文庫蔵 十帖源氏 立圃自筆書入本【翻刻と解説】 中野新治編 佐藤泰正先生追悼論集 語り紡ぐべきもの 〈文学の力〉とは何か 日比谷孟俊 江戸吉原の経営学 猪瀬千尋 中世王権の音楽と儀礼 山田貴文 催馬楽表現史 童謡(わざうた)として物語る歌 稲葉有祐 宝井其角と都会派俳諧 谷口雅博 風土記説話の表現世界 辻英子編著 海を渡った日本絵巻の至宝 永井和子 日なたと日かげ 永井和子随想集 永井和子 幻想の平安文学 西鶴研究会編 気楽に江戸奇談! RE:S
『情報管理』2015年8月号(Vol.58 No.5)が刊行され、オープンデータ、オープンアクセス等に関する以下の記事が掲載されています。 ・座談会 社会と科学のためのオープンデータ UHLIR, Paul F., LAL, Krishan, 大武 美保子, 岩田 修一 http://doi.org/10.1241/johokanri.58.333 ・日本におけるクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの実際 長谷川 世一 http://doi.org/10.1241/johokanri.58.343 ・科学はどこまでオープンにできるか 有田 正規 http://doi.org/10.1241/johokanri.58.353 ・Science and Technology of Advanced Materials誌を例とするオープンアクセスジャーナルの安定化の条件 学術誌創刊350年の歴史
海外事例に見る オープンサイエンス推進 における図書館の役割 鹿児島大学附属図書館 西薗由依 海外事例に見るオープンサイエンス推進における図書館の役割 1 学術情報基盤オープンフォーラム 2015/06/11_ 2015 (本発表の位置付け) 研究データ管理(RDM)をテーマとした国際会議への参加報告を 基軸とします。 • 10th International Digital Curation Conference (2015.2) http://www.dcc.ac.uk/events/idcc15/ • DCC/Jisc合同WS “Research Data Management readiness” (2015.2) http://www.dcc.ac.uk/events/other-dcc-events/RDM-readiness • COAR-SPARC Conference 2
内閣府の検討会によるオープンサイエンスに関する報告書 内閣府に設置された,国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会(以下検討会)から,2015年3月30日付けで報告書「我が国におけるオープンサイエンス推進のあり方について~サイエンスの新たな飛躍の時代の幕開け~」(以下報告書)が公表された。この検討会は,オープンサイエンスに係る世界的議論の動向を的確に把握した上で,日本としての基本姿勢を明らかにするとともに,早急に講ずべき施策及び中長期的観点から講ずべき施策等を検討することを目的として,2014年12月9日から6回にわたり開催された。報告書は,その内容をまとめたものである。 報告書は,3つの章と参考資料から成る。第1章・第2章では,オープンサイエンスの国際的な広がりとその推進の必要性について述べられている。オープンサイエンスは,オープンアクセス(OA)とオープンデータを含み,イノ
オープンサイエンスにかかる世界的議論の動向を的確に把握した上で、我が国としての基本姿勢を明らかにするととともに、早急に講ずべき施策及び中長期的観点から講ずべき施策等を検討するために検討会を開催しました。 「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」の開催について(PDF:50KB) 構成員名簿(H26年12月9日版)(PDF:65KB) 「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」報告書 1(PDF形式:481KB) 2(PDF形式:476KB) 3(PDF形式:386KB) 4(PDF形式:415KB) 5(PDF形式:410KB) 「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」報告書エグゼクティブ・サマリー(PDF形式:441KB) Promoting Open Science in Japan -Opening up a new era for th
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