平和映画の自主上映会はかつて全国各地で盛んに開かれ、親子連れが長い列をつくった=1982年、埼玉県旧浦和市で 学校や公民館などで、平和や反戦を題材にした児童映画を見せる自主上映会が、岐路に立たされている。かつては全国各地で盛んに開かれたが、良質な映画の提供を掲げた「親子映画運動」の退潮とともに、年々下火に。復興に向けて活動を続ける関係者からは、戦争や平和を考える機会の減少を危ぶむ声が上がる。 (放送芸能部・石原真樹) 東京・国分寺で今年五〜七月の週末に計十回開かれた「親と子のよい映画をみる会」。小学校の体育館に平均八十人の親子らが集まり、劇場とは違うリラックスした雰囲気で映画を楽しんだ。ただ、自主上映されたのは娯楽アニメ。長年、反戦・平和をテーマに選んできた同会長の浅野富子さんは「集客のためには娯楽モノにも頼らないと…」と寂しげだ。
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