平和の尊さ、殺処分に学ぶ 剥製展示、戦中動物園の悲劇―大阪 2022年08月22日13時32分 戦時中に殺処分されたヒョウなどの剥製=18日午後、大阪市の天王寺動物園 大阪市の天王寺動物園で、太平洋戦争中に殺処分された動物の剥製を展示する企画展が開催されている。戦争の悲惨さや平和の尊さを知ってもらうのが目的で、動物たちの最期を知った来場者は「戦争はしてほしくない」と命の重みを実感していた。期間は28日まで。 ライオンもトラも国外退避 スペインなどの施設受け入れ―ウクライナ 天王寺動物園は1915年1月に開園した国内で3番目に古い動物園。戦時中の43年9月から44年3月、空襲でおりが壊れて逃げた猛獣が人に危害を加える恐れがあるとして、ヒグマやライオンなど26頭が殺処分された。動物たちは毒入りの餌を与えられ、食べなかったヒョウ1頭はロープで絞殺されたという。 企画展では、こうした悲劇をパネルな