今年から始まった大学入学共通テストは30日、新型コロナウイルス対策で設けられた第2日程が始まる。第1日程(16、17日)の出題内容は、英語などで実用性重視の傾向が色濃く、従来のセンター試験との違いを印象づけた。一方、入試改革の目玉とされながら導入が見送られた英語民間検定試験と国語数学の記述式は再検討が続くが、見通しは立っていない。(土門哲雄)
高校生に、学習した内容や部活動の実績を記録してもらい、大学入試で活用する新たなシステムについて、文部科学省は、これを運営する一般社団法人への許可を取り消す方向で調整していることが関係者への取材でわかりました。このシステムは、およそ18万人の生徒が利用していることなどから影響が懸念されます。 このシステムは、去年から一般社団法人の「教育情報管理機構」に運営が任され、今年度の入試から本格的に導入される予定でしたが、関係者によりますと、入試に利用する大学が少なく、財政上の安定が見込めないことなどから、文部科学省が運営許可を取り消す方向で調整していることがわかりました。 すでに、全国およそ18万人の生徒がこのシステムを利用していることなどから影響が懸念されます。 このシステムをめぐっては、生徒がポータルサイトを利用する時に、教育産業大手の「ベネッセコーポレーション」のIDを取得する必要があることが
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