帝国データバンク宇都宮支店と東京商工リサーチ宇都宮支店は4日、土木工事業の極東体育施設(宇都宮市京町)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。3日付。負債総額は約7億円。 帝国データバンク宇都宮支店によると、極東体育施設は2011年設立。主にサッカー場や野球場などの体育施設の建設や改修を手掛け、芝やウレタン舗装の敷設やメンテナンスも請け負っていた。 県総合スポーツゾーン建設にも関わり、21年2月期には年間売上高約10億4300万円を計上していたが、スポーツゾーンの施工終了で公共工事の需要は減少。22年2月期は年間売上高が約7200万円まで減少した一方、前期の外注費用などで3億5千万円の欠損を計上し、債務超過に陥った。受注不振の中で多額の金融負債の返済は困難と判断し、9月30日までに事業を停止した。 「破産」の記事一覧を検索