「山形名物玉こんにゃく」商標登録 特許庁、県内9件目 山形県こんにゃく協同組合(住吉久雄理事長)は、特産品の「山形名物玉こんにゃく」が特許庁の地域ブランド「地域団体商標」に登録されたと発表した。組合加盟の業者が独占的に名称を使え、類似品を防ぐことができる。 団子状に加工された「玉こんにゃく」は、しょうゆで煮込んだ商品が、ご当地グルメとして県内の観光地などで販売されている。2008年ごろから、県外の業者が「山形名物 玉こんにゃく」と表示した商品を関東地方やインターネット上で販売していたことから、組合が09年に商標を出願していた。 地域団体商標は現在、全国で約500件が登録を受け、県内では「山形名物玉こんにゃく」のほかに「米沢牛」「平田赤ねぎ」など8件が認定されている。登録を受け、住吉理事長は「玉こんにゃくのブランド保護につながりうれしい。品質を落とさないよう、今後も努力していく」と話して