経済学者ケインズの有名な言葉に「長期的には我々は皆死んでしまっている」というのがあるらしい。その出典を知りたい。 当館所蔵資料では、以下の資料におたずねの言葉の掲載があった。 ・回答資料1 『ケインズ全集 第4巻 貨幣改革論』 ジョン・メイナード・ケインズ[著] (東洋経済新報社 1978 p.66) 「長期的にみると、われわれはみな死んでしまう。」とある。(中内恒夫 訳) 「ケインズ 長期的には」でGoogle検索。「竹中平蔵のポリシー・スクール 6月1日 ケインズと経済政策」( http://www.jcer.or.jp/column/takenaka/index202.html 2013年1月11日最終確認)によると、おたずねの言葉は、『貨幣改革論』(1923)を出典とするようである。「ケインズ"...In the long run we are all dead..."の部分の和
実業界や産業界、工業界など、特定語と複合した「業界」なら明治半ばからあるのだが、そうでない「ギョーカイ」の事例がない。「実業・界」、「工業・界」ぢゃなくって、「業界」とか「この業界」とかいう用法ね。 このギョーカイ概念が成立してなけりゃあ、ギョーカイ紙なるものも、(実態上は存在しえても)観念上は存在しないことになる。 かういった場合、まづ見るのハ日国である。日国がひけないと人文社会系で研究はでけんねぇ。 ぎょう‐かい[ゲフ:] 【業界】〔名〕 同一の産業や商業などに従事する人々の社会。事業の社会。同業者仲間。 *業苦〔1928〕〈嘉村礒多〉「猶それから白鷹、正宗、月桂冠壜詰の各問屋主人を訪ひ業界の霜枯時に対する感想談話を筆記して来るやうに」 *闘牛〔1949〕〈井上靖〉「業界に全くのニューフェイスとして、めきめき売り出してゐる東洋製薬の社長三浦吉之輔だった」 *とむらい師たち〔1966〕〈
(1)当館所蔵の国語辞典や漢和辞典を引きましたが、見つかりませんでした。 (2)インターネットで「丁持」を検索すると、何件かヒットし、以下のようなことがわかりました。 ・船から米俵を運び出す人夫のことを丁持という。 ・現在、福井県敦賀市に「丁持屋」という宿屋がいくつかある。 ・「女丁持」という言葉の読み方は「おんなちょうもち」。 (3)『日本歴史地名大系 18 福井県』を見ると「敦賀市敦賀津内町」の項に“商舟より問屋蔵へ荷物を運搬する”職業であると書かれていました。また『街道の日本史11 最上川と羽州浜街道』の文中に「丁持」の単語があり、「ちょうもち」と読み仮名がふってありました。 (4)『時代小説職業事典』、『近代日本職業事典』を見ましたが、単語自体が載っていませんでした。
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