道路が寸断され「陸の孤島」となった被災地で、「空路」をどう確保するか―。能登半島地震で突き付けられた課題を、他の半島の住民が深刻に受け止めている。全国で空港の耐震化が進む中、能登空港は2007年の地震に続いて大きな被害を受けた。情報収集や物資搬送で注目されるドローンやヘリポートは機能しているのか。空から命を救う方策を探った。(宮畑譲、安藤恭子)
天候が回復して航空機の運航が再開されたものの、多くの人たちで大混雑する新千歳空港のチェックインカウンター=北海道千歳市で2016年12月24日午前10時1分、手塚耕一郎撮影 22~24日に延べ約1万1600人がターミナルビル内で一夜を明かした新千歳空港。管理する北海道空港の想定は「最大2000人」で、備蓄した毛布4000枚、寝袋2000枚では足りず、陸上・航空自衛隊と航空会社から毛布計5000枚を借りてしのいだ。使用後はクリーニングに出す毛布も「殺菌や消臭スプレーをかけて連日使用した」という。 大雪の際の体制について北海道空港の担当者は「関係機関とさらに検討したい」と話す。国土交通省新千歳空港事務所は「除雪が難しい12月の湿った重い雪の対策を考えていきたい」としている。
幕張メッセで開催された「第1回 国際ドローン展」では、数多くのドローンが展示され、そのほとんどが4発機あるいは6発機モデルだった。しかし、国産でドローンを一から開発・設計しているamuse oneselfは、産業用の8発機を展示した。 通常の4発機の場合、どれか1つのプロペラが故障すると、うまく飛べずに墜落するリスクを抱えている。6発機では故障しても飛べるが、やはり安定性に欠ける面がある。しかし8発機では、どこかが故障しても安全に飛べるという構造上のメリットがあるのだ。 同社のドローンは、4方向に上下2つのプロペラが付いており、プロペラガードが着陸時に垂直に動いて肢になるユニークな構造。これは同社の特許だという。またプロペラガード&肢の部分には、走査するLED照明も取り付けられており、着陸時と離陸時で異なる速さで「流れる光」を発する仕組みだ。 シンプルでスタイリッシュなデザインになっており
海上自衛隊厚木航空基地(神奈川県)に隣接する格納庫の屋根が2月の大雪で陥没し、定期修理中の自衛隊機6機に被害が出た問題で、防衛省は25日、うち4機は損傷が激しく、修理が困難だとする調査結果を公表した。 4機の調達価格は計約370億円に上るという。防衛省は、今も崩れた格納庫内にある機体を取り出してさらに詳しく調べ、修理の可否を最終判断する。 防衛省によると、格納庫は日本飛行機(横浜市)の所有で、6機は同社による定期修理を受けていた。修理が困難な4機の内訳は、潜水艦などを探知するP3C哨戒機が3機と、画像情報を収集するOP3C1機で、いずれも落ちてきた屋根で垂直尾翼などが激しく壊れた。電波情報を集めるEP3など他の2機は、修理が可能な状態という。
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