大阪北部地震が発生した6月18日、東海道新幹線の東京駅では実質4時間以上も運転見合わせとなり、その後もダイヤの乱れが終日続いた。しかし実は、運転を再開した列車の客室内はガラガラだった…。たまたま乗り合わせた記者は、東京から新大阪まで、空席だらけの車内で悠々と過ごした。一刻も早く目的地に着きたい人が多い中、どうしてこのような事態が起こったのだろうか? 6時間半の遅延午前7時58分、大阪府北部を震源とするマグニチュード(M)6・1の地震が発生。東海道新幹線は直ちにストップした。その後、次の駅まで短距離の移動をする列車はあったが、実質的には全線で運転見合わせ状態が続いた。 記者は東京駅を午前8時過ぎに出発するのぞみで新大阪へ向かう予定だったが、車内で待つこと4時間余り。列車は午後0時半ごろにようやく走り出した。その後も断続的に停車を繰り返し、新大阪駅に着いたのは午後5時ごろ。当初予定から約6時間