名古屋刑務所(愛知県みよし市)は30日、30〜50代の男性刑務官6人が受刑者とクロスワードパズルをするなどしていたとして、減給100分の10(3カ月)から注意の処分にし、発表した。また、監督責任を問うため、前処遇部長(58)ら3人を厳重注意や注意処分にした。 発表によると、6人はいずれも、規律違反など処遇が難しい受刑者が1人で過ごす「単独室」の担当だった。処分が一番重い主任看守(36)は2009年7月〜同9月、男性受刑者の居室でその受刑者の求めに応じて、一緒にクロスワードパズルをしたり、分からない問題をメモして、上司の刑務官に解いてもらったりした。受刑者が1人でクロスワードパズルをすることは、規律違反ではない。同じころ、その受刑者からの伝言を別の受刑者に伝えるなどしたとされる。 ほかの刑務官らも、別の刑務官と受刑者が私語を交わすのを黙認したり、受刑者同士が物品を渡して、見返りに食事の量