「自分の信念が感じられない。新しい人がいれば、その人に変えるべき」(麻生副総理・財務相)「なぜ引きずり降ろさなきゃいけないのか。われわれは毅然(きぜん)として立ち上がる」(武田元防衛副大臣) 500万の人口を擁する福岡県。今回の県知事選挙で、現職への対応をめぐって自民党が割れている。 昨年12月、いち早く立候補を表明したのは小川洋知事だった。 「いろんな諸課題、これに果敢に挑戦する、チャレンジする。そして、前進し発展し続ける福岡県、この実現に全力を尽くしていく覚悟だ」(小川知事) 小川氏は8年前の県知事選挙に初めて立候補、自民党や公明党、地元財界などの幅広い支援を受けた。福岡県選出の麻生太郎副総理・財務相の後押しも受けて初当選を果たした。4年前の県知事選挙でも、麻生氏をはじめ自民党などの支援を受けて再選され、今回、3期目を目指している。 しかし2期目の途中から、麻生副総理や自民党県議団が、