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ブックマーク / kzhk.hatenadiary.org (6)

  • どうして日本からシステム系の論文が著名国際会議に通らないのか? - Imagine with 加藤和彦

    ゼミで,学生さんがシステム系の著名国際会議の論文紹介をするのを聞きながら,思ったこと. まずイントロのストーリを聞いた段階でこのネタOKと思えなくてはいけない.読み手の心を捉えていること.その先は大体想像が付くから読まなくて結構,読みたくない,は駄目.その先が気になるので読みたいと思わせなくてはいけない. 実装は奇をてらわなくてもいいが,着実に,やれることはすべてやってあること.評価もやるべきことをすべてやっていて,goodな性能が出ていること.これができるためには,研究構想の段階で,goodな性能が出るような設計,実装法,実装環境をうまく選択してある必要がある.イントロのストーリも,研究構想段階でどのように語るか,織り込んである必要がある. つまり,構想の段階での洞察が非常に重要.そして,スキルの高い人が1年程度,実装,実験,論文書きに没頭することが必要. goodな性能が必ずしもでない

    どうして日本からシステム系の論文が著名国際会議に通らないのか? - Imagine with 加藤和彦
  • ガラパゴス列島か,チャレンジング列島か - Imagine with 加藤和彦

    「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃ駄目なんでしょうか?」という蓮舫氏の発言は,おそらくは学界を震撼させた.虚を突かれた.短く,シンプルなフレーズでありながら,いやそれだからこそ,インパクト抜群であった. その後の学界の反発は激しかった.また参議院選挙の自民党等のキャッチフレーズ「いちばん。」の元ネタになっていることから,自民党執行部は,国民の過半数が蓮舫氏の発言を支持しないと読んだようである(プロのコピーライターが考えたんでしょうね,よくできてる).2010年6月,行政刷新相となっている蓮舫氏は読売新聞などのインタビューに応じ、「科学技術の分野でもほかの分野でも(日が世界で)1番を目指すのは当然だと思っている」と述べている. この表現を持ってこの問題は一見,沈静化あるいは落着しているかのように見える.しかし私は,この問題が当によく分析・理解されたのか疑問に思っている.

    ガラパゴス列島か,チャレンジング列島か - Imagine with 加藤和彦
    InoHiro
    InoHiro 2010/12/23
  • フェアリーデバイズ社に藤野真人さんを訪問 - Imagine with 加藤和彦

    9月某日,IPAの未踏プロジェクトで私がPMプロジェクトマネージャ)を担当させてもらった藤野真人さんを,彼が経営する会社,フェアリーデバイセズ株式会社に訪ねさせてもらいました. フェアリーデバイセズ株式会社は現在,東京大学郷キャンパス内の,竜岡門そばに建つビルの中の一室にオフィスを構えています.これがオフィス前の看板. これが藤野さん. 藤野さんには,このブログの4月や8月のエントリにも登場してもらっています. 部屋の中の撮影はご自由にと藤野さんが言うので,お言葉に甘えて,パチパチ撮らせてもらいました. 青い椅子の前に,開発中のシステムが置いてあります. これがシステム全景.ヴァイオリンを,リニアモーターを使って演奏するシステムです. ヴァイオリンを正面から撮ったところ. ヴァイオリンとリニアモーター等は別にして,ハードもソフトも基的に藤野さんとその仲間がすべて自作しています. ヴァ

    フェアリーデバイズ社に藤野真人さんを訪問 - Imagine with 加藤和彦
    InoHiro
    InoHiro 2010/11/22
  • 再帰呼び出しはよくわからないとお嘆きの皆さんへ - Imagine with 加藤和彦

    再帰呼び出しはどうして難しいと思われているのか プログラミングを習うと、後半の方で再帰呼び出しというのが出てきます。説明はわかったような気はするが、どうもしっくりこない。何とか読めるけど,書ける気がしない、とお嘆きの皆さんは多いのではないでしょうか。私は学部2年次にPascal言語で,3年時にLisp言語で再帰呼び出しを2回、講義で習いましたが、どうもしっくりと来なかった。後から分かりましたが、それには理由があったのです。まずPascal, C, Javaような手続き型言語で再帰呼び出しを習うと、後述する「コツ」がわかりにくい。それから、私が3年時に習ったLispはM式という、構文上,手続き型言語に近くしたもので,これもかえってLispの質を分かりにくくしていました。 再帰呼び出しは実は難しくありません。ついでに言うと、Lispも難しくありません。なぜここでLispを持ち出すかと言うと,

    再帰呼び出しはよくわからないとお嘆きの皆さんへ - Imagine with 加藤和彦
  • プレゼンテーションに悩むすべての人達のために:プレゼンテーションの世界標準「構造的プレゼンテーション」 - Kazu’s Blog

    国際会議で欧米の人のプレゼンテーションを聞いたとき、こんなことを思ったことはありませんか? 内容的には、それほど大したことないが、彼らはプレゼンテーションがうまい。大したことない話でも、いい話のように聞こえる。その点、日人は下手だよなぁ、と。 実は、欧米の人たちは、子供の頃から、下記に述べる「構造的プレゼンテーション」の教育を受けているのです。下記は口頭プレゼンテーションを前提に述べますが、文章でも、基は同じです。以前、ドイツで、小学校の時からドイツで暮らしている日人の方から伺いましたが、ドイツでは小学校のときから、文章を書くときは構造を意識せよ、ということをしつこく叩き込まれるそうです。 プレゼンテーションの世界は実は非常に奥深く、極論すれば、内容に応じて、内容の数だけ、それにふさわしいプレゼンテーションのスタイルがあります。ですが、まずはプレゼンテーションの基形を身に付けましょ

    プレゼンテーションに悩むすべての人達のために:プレゼンテーションの世界標準「構造的プレゼンテーション」 - Kazu’s Blog
  • 簡単なWebサーチエンジンの作り方 - Imagine with 加藤和彦

    筑波大学は3学期制で,12月1日から3学期が始まりました.3学期には私が担当している学類生(普通の大学の学部生)3年生向けの実験があります.約3ヶ月を掛けて,ほどほどの規模のプログラム作成を行います.私が作り,担当しているプログラム実験は「Webサーチエンジン」といいまして,テキストはこちらに公開しています. この実験,結構,自信作なんです.Javaの基的なプログラミングができることだけを仮定して,漏れのない全文検索を行うWebサーエンジンを作ります.Webデータ収集を自動的に行うクローラー付き.Googleのようなページランキング機能はありませんが,一応,サーチエンジンの基機能を備えます.自慢は,このテキストが実質A4で印刷して2ページくらいであること.数学の小問を解いていくように,順番に小問を解いていくと,最後にはWebサーチエンジンができます. ミソはサフィックス・アレイ(suf

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