これは、Competitive Programming Advent Calendar 2016の17日目の記事です。 競技プログラミング(以下,競プロ)においてよく出題される動的計画法(Dynamic programming,通称dp)について,「dpやるだけ」という表現を稀に見かけます.競プロを始めた人のうち,多くの人が(少なくとも自分にとっては)最初の壁のうちの一つと言ってもいいdpというジャンルがなぜ「やるだけ」などというパワーワードを伴ってしまうのか.今回はそういうところから,ふわっと動的計画法について考えてみようと思います.どちらかといえばテクニック的な内容というよりは自分がdpの問題に触れるときに意識しているようなことを書いているだけなので,参考になったりならなかったりすると思いますがご容赦のほど. 動的計画法とは 動的計画法 wikipedia によると「対象となる問題を複