日立のオープンソースコントリビューターに、コミュニティとの付き合い方や社内の立ち位置などをインタビューした。 企業に勤務するエンジニアがオープンソースソフトウェアに貢献する際に常に問題となるのは、対外的な活動と社内での業務とを両立させることだろう。企業によっては、オープンソースに特化した組織を作ることでその問題をある程度は解決している場合もある。 今回は、OSSソリューションセンタという名称でオープンソースに特化した組織を持つ株式会社日立製作所(以下、日立)のエンジニア3名に参加していただき、座談会形式でオープンソースへの貢献、業務とのバランスの取り方、失敗談などを語ってもらった。 今回の座談会には、日立のOSSソリューションセンタから乗松隆志氏、田畑義之氏、岡井倫人氏の3名に参加していただいた。 自己紹介をお願いします。 乗松:私は日立に新卒で入社してから約20年という社歴になります。最