2001年2月4日、中国・香港(Hong Kong)でラジオを聞きながら競馬新聞を読む男性。(c)AFP/Rob ELLIOTT 【3月26日 AFP】なぜ、賭けた馬は決して勝たず、買った株は即刻下がるのか。これは運が悪いのではなく、脳に働きに原因があるとする研究結果が今月、スイスの研究者らによって発表された。 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(Federal Polytechnic University、EPFL)の研究チームは、人がリスクを過小評価するときに活発になる脳の領域を特定したという。 脳機能イメージングによって、常にリスクが変化し続ける単純なギャンブル課題(ギャンブルを模した意思決定課題)を遂行している人の脳の活性を測定したところ、「前島」と呼ばれる脳の領域の初期の活性が、リスク予測の間違いと関連していたことが分かった。 EPFLのPeter Bossaerts教授はAFPに対