北京の韓国大使館に勤務していた黄正一(ファン・ジョンイル)政務公使(52)が29日午前、北京市内の診療所で治療を受けていたところ、呼吸困難に陥り急死した。 黄公使は28日夕方、大使館内の事務室で残務処理をしていた際、近所で購入したサンドイッチを食べたところ、激しい腹痛と下痢の症状を訴え帰宅。翌29日朝に市内中心部の朝陽区光華路にある診療所「ビスタ・クリニック」(維世達診所)でリンゲル注射液の点滴を受けている最中に、呼吸困難に陥り死亡した。 金夏中(キム・ハジュン)駐中大使によると、黄公使は帰宅後も腹痛と下痢が止まなかったため、翌日午前8時半ごろ、自ら車を運転し外国人患者の多いビスタ・クリニックに向かい、点滴を受け始めてから20分後に呼吸困難に陥ったという。診療所側は黄公使の脱水症状を緩和するためにリンゲル注射液を処方していた。診療所では救急医療ができないため、救急隊に連絡した上で心肺蘇