NTTドコモが、大日本印刷と提携して電子書籍事業に本格参入する方針を固めたことが3日、分かった。電子書籍端末やスマートフォン(高機能携帯電話)などに、小説や漫画、雑誌などのコンテンツを配信する仕組みを構築し、年内にもサービスを開始する見通しだ。電子書籍のサービスを手がける事業会社の設立も視野に入れている。 4日に両社が共同で記者会見し正式発表する。ドコモは今年の冬モデルで投入するスマートフォンを、当初予定の5機種から7機種程度に拡充する意向を示しており、タブレット(平板)型など電子書籍の閲覧に適した端末も投入する予定。 電子書籍をめぐっては、KDDIがソニーや凸版印刷などと組んで配信に向けた準備会社を7月に設立し、年内の配信サービス開始を目指している。ソフトバンクは6月、電子書籍の閲覧機能を搭載した米アップルの多機能情報端末「iPad(アイパッド)」などに新聞や雑誌などのコンテンツ配信サー