オーストリア連邦鉄道(ÖBB)の貨物事業部門であるレールカーゴグループ(RAIL Cargo Group、RCG)は5月9日、ウクライナ鉄道(UZ)と共同でウィーン―キーウ(キエフ)間の新しい定期的なインターモーダル(複合一貫輸送)サービスを開始すると発表した。週1往復が定期ダイヤに組み込まれ、途中でハンガリーのブダペストとウクライナ国内のリヴィウに停車する。 このサービスは、海上輸送やアジア諸国へのルートを含む世界18カ国への貨物輸送を展開するRCGのインターモーダルネットワークを介し、幅広く各国への輸送を提供するとしている。もちろん、拠点となるウィーンおよび途中停車駅のブダペストにおいて、他のヨーロッパ各国への接続も可能となっており、輸出が不安定となっているウクライナ産農産物の輸送改善など、物流面においてウクライナとヨーロッパ間の懸け橋となることが期待される。 線路幅の違いで積み替えは