絶滅した巨大ザメ、メガロドン(Carcharocles megalodon)が登場する映画が話題だが、恐竜時代の後に海を支配していたこの最強の捕食者がいつ姿を消したのかは長く議論されてきた。これについては、260万年前までメガロドンがいた可能性があるという論文が出ている。 太古の海に君臨したメガロドン 映画『MEG ザ・モンスター』というパニック映画が米国で大ヒットしている。この映画、絶滅した巨大ザメ、メガロドンが復活してダイバーらと戦うという内容のようだ。 メガロドンの「メガ」は巨大な、「ドン」は歯という意味だが、その名の通り、軟骨魚類のサメの化石はあまり残らないものの、化石の証拠から推定される大きさは全長18メートル(ホオジロザメは6メートル程度)に達し、その歯は現生のホオジロザメの約3倍ほどの大きさだ。 メガロドンの顎の咬合力は、推定で10万ニュートン以上と推定されている(※1、ヒト