科学と作物と植物に関するagrisearchのブックマーク (65)

  • 小麦の着粒数を制御する遺伝子発見 農研機構

    農研機構、鳥取大学、北海道総研、ライプニッツ植物遺伝学・作物研究所(ドイツ)、ヘブライ大学(イスラエル)ほかの研究グループは共同で、小麦の着粒数を制御する遺伝子「GNI1(ジーエヌアイワン)」を発見した。 同遺伝子がコードするタンパク質の105番目のアミノ酸がアスパラギンからチロシンに変わることで、小麦の粒数が10%程度増えることが判明。さらに実験ほ場で収量性試験を行った結果、穂あたりの粒数の増加で収量も10~30%高くなることが確認された。 日産小麦「きたほなみ」の多収性には、この遺伝子が関わっていることも分かり、GNI1に着目した「DNAマーカー選抜育種」や「ゲノム編集による新品種開発」などへの応用が期待される。 (関連記事) ・小麦収穫量 15%減少-30年産全国統計(18.11.26) ・産業界との連携を強化 農研機構(18.10.30) ・小麦の遺伝子解読に成功 生物研など(1

    小麦の着粒数を制御する遺伝子発見 農研機構
  • (研究成果) コムギの粒数を制御する遺伝子を発見 | プレスリリース・広報

    ポイント 農研機構と鳥取大学他の研究グループは、コムギの着粒数を制御する遺伝子を発見しました。この遺伝子が変異することにより、コムギの収量が向上することを明らかにしました。また日の多収性コムギ「きたほなみ」の多収性には、この遺伝子が寄与していることがわかりました。成果は、コムギの新品種開発へ応用できます。 概要 コムギの品種改良においては、株当たりの穂数の増加に加え、一穂に着く種子の数(着粒数)の増加によって収量増大が達成されてきました。しかし粒数を制御する遺伝子は、これまで不明でした。 今回、農研機構、鳥取大学、北海道総研、ライプニッツ植物遺伝学・作物研究所(ドイツ)、ヘブライ大学(イスラエル)他の研究グループは共同で、コムギの着粒数を制御する遺伝子「GNI1(ジーエヌアイワン)」を発見しました。 GNI1遺伝子がコードするタンパク質の105番目のアミノ酸がアスパラギンからチロシンに

    agrisearch
    agrisearch 2019/02/25
    多収性コムギ「きたほなみ」
  • 共同発表:植物の根の微生物共生に欠かせない新しい因子の発見~LANタンパク質が仲介する植物・微生物共生の制御~

    ポイント 植物にとって重要な、根粒菌およびアーバスキュラー菌根菌との共生に欠かせないタンパク質LANを発見しました。 植物が共生微生物を根の中に受け入れる仕組みの一端が明らかになりました。 貧栄養な土地における作物の栽培や、化学肥料に頼らないクリーンな農業の実現に活用されることが期待されます。 筑波大学 生命環境系 寿崎 拓哉 准教授(つくば機能植物イノベーション研究センター)らの研究グループは、基礎生物学研究所 川口 正代司 教授、関西学院大学 武田 直也 准教授との共同研究により、LACK OF SYMBIONT ACCOMMODATION(LAN)と名付けたタンパク質が、根粒共生注1)と菌根共生注2)において、植物が共生微生物を根の中に受け入れる際に働くことを明らかにしました。 植物は土壌中のさまざまな微生物と関わり合いながら生活しています。マメ科植物は、根粒菌と根粒共生を行うことで

    共同発表:植物の根の微生物共生に欠かせない新しい因子の発見~LANタンパク質が仲介する植物・微生物共生の制御~
    agrisearch
    agrisearch 2019/01/08
    筑波大学・基礎生物学研究所
  • ミントの「おしゃべり」を「立ち聞き」する植物がいた? 害虫から身を守る仕組みとは | AERA with Kids+

    ダイズやコマツナは、ミントの「おしゃべり」を「立ち聞き」すると、害虫から身を守る物質をつくることが実験でわかった。毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』に掲載された記事を紹介する。 ミントがあるときと、ないときの違い(ジュニアエラ1月号より) *  *  * 植物は動けないので、根を下ろした場所にじっととどまり、誰とも連絡を取り合わず静かに暮らしている……と思われがちだが、実は周囲のいきものとさかんにおしゃべり(=コミュニケーション)している。といっても、人間のように言葉を使うのではない。目立つ色や形の花を咲かせたり、甘い香りを出したりして、花粉を運んでくれる虫や鳥などを呼び寄せる。「色や形のおしゃべり」はすぐそばにいる虫や鳥にしか届かないが、「香りのおしゃべり」は風に運ばれて遠くの虫や鳥にも届く。今回の実験は、

    ミントの「おしゃべり」を「立ち聞き」する植物がいた? 害虫から身を守る仕組みとは | AERA with Kids+
    agrisearch
    agrisearch 2019/01/07
    「東京理科大学の有村源一郎准教授たちがミントの周囲にダイズやコマツナを植えて防虫効果や防虫のしくみを調べたところ…」
  • ソルガムにおける乾汁性決定遺伝子の発見~糖やエタノールの生産性向上に関わる100年来の謎を解明~

    発表者 藤 優        (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 特任准教授) 佐塚 隆志    (名古屋大学 生物機能開発利用研究センター 准教授) 小田 祥久    (情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 新分野創造センター 准教授) 川東 広幸    (農業・品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター 上級研究員) 呉 健忠        (農業・品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター 主席研究員) 高梨 秀樹    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 助教) 大西 孝幸    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程:当時) 米田 淳一    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 修士課程:当時) 石森 元幸    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生

    agrisearch
    agrisearch 2018/08/30
    東大、国立遺伝研、農研機構など「製糖・エネルギー作物における茎水分含量の増大は、糖やエタノール生産の原料に用いる茎搾汁液の生産量や生産効率の向上につながります」
  • コムギのゲノム、完全解読に初めて成功

    【8月17日 AFP】コムギのゲノム(全遺伝情報)を初めて完全解読したとの研究結果が16日、発表された。今後数十年にわたり増大し続ける世界人口に糧を供給する助けになる画期的な成果だと、専門家らは指摘している。 世界人口の3分の1以上の糧を賄うコムギは、人の事で肉類を上回る量のタンパク質を供給し、摂取する物エネルギーの約5分の1を作り出している。 だが、気温が高く乾燥した天候では栽培がより難しくなるため、気候変動に起因する地球温暖化の進行に伴い、こうした困難な状況がさらに悪化することが予想される。そうした理由から、気温が上昇する環境でより少ない水を用いて栽培できる、より病気に強い品種が世界には不可欠だと専門家らは主張している。 英ロザムステッド研究所(Rothamsted Research Institute)の機能ゲノム科学者コスチア・カニュカ(Kostya Kanyuka)氏は「

    コムギのゲノム、完全解読に初めて成功
  • 植物科学シンポジウム2017

    シンポジウムは、我が国の植物科学研究の発展を期すために、農業・品産業技術総合研究機構、大学植物科学研究者ネットワーク、理化学研究所環境資源科学研究センターおよび産業技術総合研究所が、植物科学研究情報交換の場を提供するとともに、基礎研究から応用研究まで植物科学の最先端の情報を広く社会に発信することを目的として合同で開催するものです。 開催日時 平成29年12月4日(月) 10:00 〜 17:30 (開場 9:30) 開催場所 東京大学弥生講堂一条ホール (東京都文京区弥生1-1-1、Tel. : 03-5841-8205) 主催 農業・品産業技術総合研究機構 大学植物科学研究者ネットワーク 理化学研究所環境資源科学研究センター 産業技術総合研究所 参加費 無料 参加申し込み ホームページ(申し込み)より必要事項を記入してお申し込みください。 申込締切 平成29年11月17日(金) 締

    agrisearch
    agrisearch 2017/10/05
    2017/12/4開催「植物科学のバイオ農業への展開」
  • 草刈りの匂いで作物の防衛力を強化 -草刈り時の匂いを受容した大豆株では葉と豆の被害が減少し、豆中のイソフラボン量が増加する-

    研究は草刈り由来の雑草の匂いに注目し、それが隣接する作物の害虫抵抗性に影響することを野外で解明した初めての例です。さらに匂いの効果は植物の次世代まで影響すること(親から子への影響)を明らかにできました。 草刈り由来の匂いが野外でこのような生態機能を有することは、これまでの草刈りに対する認識を大きく変えるものだと考えられます。さらに害虫管理への応用という面でも新しいシーズになる可能性があります。 概要 植物間コミュニケーションについては、研究グループ以外にも、海外のさまざまな研究組織でその実態解明が進められています。例えば、植者の被害を受けた植物は、被害に応答して特別な匂いを放出しますが、その匂いを隣接する被害を受けていない植物が受容した場合、受容植物はさまざまな防衛レベルを「前もって」高め、来るべき害に備えることが分かっています。また、人為的に傷をつけた植物からでる匂いでも、同様の

    草刈りの匂いで作物の防衛力を強化 -草刈り時の匂いを受容した大豆株では葉と豆の被害が減少し、豆中のイソフラボン量が増加する-
    agrisearch
    agrisearch 2017/02/09
    「生育初期のダイズ株に草刈り由来の雑草(セイタカアワダチソウ)の匂いを暴露すると、その後の株の防衛能力が向上すること、さらに種子(次世代)のイソフラボン量が増加することを明らかにしました」
  • 植物同士の「安保同盟」が凄すぎる 「警戒信号」受け「害虫被害」に備え

    害虫にべられても逃げることができない植物は、互いに「敵が来た! 守りを固めろ!」と通信物質を放出し警戒態勢を強めることが知られている。 京都大学生態学研究センターの高林純示教授らのチームが、雑草の草刈りの匂いをかいだだけで、周辺の作物が防衛力を高め被害を減らしていることを明らかにした。驚くべき植物パワーの研究は英科学誌「サイエンス・リポーツ」(電子版)の2017年1月30日号に発表された。 草刈りの匂いをかぐと作物の「防衛力」アップ 京都大学の発表資料によると、高林純示教授は2014年4月にも山口大学との共同研究で、害虫(ガの幼虫)に葉をべられた植物(トマト)が特定の香りを放出し、周りの植物がその香り成分をガの幼虫の成長を妨げる化合物に変えて、害虫から身を守っていることを明らかにしている。植物は一方的に動物にべられるわけではなく、植物同士のコミュニケーションで生き残りを図っているわけ

    植物同士の「安保同盟」が凄すぎる 「警戒信号」受け「害虫被害」に備え
    agrisearch
    agrisearch 2017/02/06
    京都大学生態学研究センターの高林純示教授ら
  • お知らせ : 京都新聞

    File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから

    agrisearch
    agrisearch 2017/02/01
    「黒大豆の害虫であるガの幼虫への影響も比較…切ったセイタカアワダチソウとともに育てた黒大豆を幼虫に与えると成長しづらくなった」論文→http://www.nature.com/articles/srep41508id:entry:319310296
  • 遺伝子の優劣関係を決める新たな仕組みを解明 メンデルの優性の法則の謎を100年ぶりに ~有用な遺伝子を発現させる育種技術への応用に期待~|奈良先端科学技術大学院大学

    遺伝子の優劣関係を決める新たな仕組みを解明 メンデルの優性の法則の謎を100年ぶりに ~有用な遺伝子を発現させる育種技術への応用に期待~ 2016/12/26 【概要】 奈良先端科学技術大学院大学(学長:小笠原直毅)バイオサイエンス研究科の和田七夕子(わだゆうこ)助教、高山誠司客員教授(現東京大学大学院農学生命科学研究科教授)らの研究グループは、農研機構、東北大学、大阪教育大学、神戸大学との共同研究により、どちらか片方の親の遺伝子の性質だけが子に現れるというメンデルの「優性の法則」として知られる現象について、複雑な優劣関係を決定する新たな仕組みを世界で初めて明らかにしました。 親から子へと遺伝子が受け継がれる遺伝現象において、片方の親の遺伝子の性質のみが子に現れる場合が多く見られます。これはメンデルの「優性の法則」として古くから知られており、性質として現れる遺伝子を優性遺伝子、発現しない方

    agrisearch
    agrisearch 2017/01/04
    「この低分子RNAを構成する塩基(核酸塩基)の配列が変化することによって、特定の遺伝子同士で複雑な優劣関係が生み出されることを明らかに」「アブラナ科植物の自家不和合性*1を制御する働きがあるSP11*2遺伝子」
  • 生薬「甘草」のゲノム解読に成功 | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター統合メタボロミクス研究グループの斉藤和季グループディレクター(千葉大学大学院薬学研究院教授)、セルロース生産研究チームの持田恵一チームリーダー、統合ゲノム情報研究ユニットの櫻井哲也ユニットリーダー(高知大学総合科学系複合領域科学部門准教授)、大阪大学大学院工学研究科の村中俊哉教授、關(せき)光准教授らの共同研究グループは、漢方などに使われる重要生薬「甘草(カンゾウ)」の全ゲノム解読を行い、推定されているゲノムサイズの94.5%に相当するゲノム情報を得ることに成功しました。 甘草は、さまざまな漢方薬の原料として最も広範に用いられているマメ科の生薬です。甘草には、抗炎症作用や痛みや咳を沈める効果をはじめ、多数の薬効があります。また、根に含まれる主要成分のグリチルリチン[1]は、医薬品、化粧品、天然甘味料の原料として世界的に需要が高まっています。

    agrisearch
    agrisearch 2016/11/03
    「ゲノム情報に基づいた効率的な育種を進めたり、グリチルリチンをはじめとした薬効成分の生合成に関わる有用遺伝子を効率よく探索したり」
  • 世界初の取り組みでオオムギうどんこ病菌の病原性因子を発見!~うどんこ病抵抗性品種の育種研究に活路~ | プレスリリース | 愛媛大学

    マックスプランク植物育種学研究所(ドイツ)の前川隆紀上級研究員とPaul Schulze-Lefert 教授、愛媛大学大学院農学研究科の八丈野孝准教授らの国際共同研究グループは、日をはじめイギリス、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、アメリカ、オーストラリアなど世界各地から収集したオオムギうどんこ病菌の遺伝子を比較解析し、遺伝子配列の違いと形質との関連を統計的に解析する手法によって、2つの病原性因子を新たに発見しました。 うどんこ病菌は、オオムギやコムギなどの麦類や様々な作物に感染して大幅な収量低下をもたらす病原菌です。この研究成果により、新たな品種の育種研究を効率的に展開でき、持続可能で安定した栽培を実現できるようになると期待されます。 なお、研究成果は、米国科学アカデミー紀要『Proceedings of the National Academy of Sciences of the

    世界初の取り組みでオオムギうどんこ病菌の病原性因子を発見!~うどんこ病抵抗性品種の育種研究に活路~ | プレスリリース | 愛媛大学
  • 作物の1日の生育モデル:Growth model of a day of plants

    SHINICHIRO HONDA せっかくなので、作物の1日の生育についてもまとめようと思ったのだが、これがかなりの難物だ。教科書には書かれていないし、データもほとんどない。しょうがないので、「植物はもっとも合理的、効率的な生理反応をするはず」という前提に基づいて、理論的に考えてみる。温帯の植物でわかっていることは、おおよそ以下のとおり。 ①光合成は昼に行われる。 ②光呼吸が小さい場合は、光合成速度は光の強さに比例する。 ③組織合成は、おもに夜におこなわれるらしい(前回ブログ参照)。ただし、植物の根は、昼間に細胞分裂することは昔から観察されている。 ④硝酸イオン濃度(地上部)は、1日の周期で変動しており、夜に高く、昼に低くなる(下図、文献参照)。 ⑤太陽の日射量に比例して、たくさんの水分を葉から蒸散する(=根から吸水する)。(下図、文献参照)。 ⑥夜間の蒸散量は、条件によって異なるが、昼の

    作物の1日の生育モデル:Growth model of a day of plants
  • シバのゲノム解析で 環境に強いイネの育成に期待 かずさDNA研究所ほか

    公益財団法人かずさDNA研究所と宮崎大学は、東北大学、トヨタ自動車(株)、富士化学(株)と共同で日シバ3種のゲノムを解読したことを3月15日付のDNA Research誌でオンライン公開した。 日シバはゴルフ場や造園などで幅広く利用されている。平成25年の出荷額は前年比16%増の73億円(農水省調査)で、28年2月の国内品種登録数は45品種だ。 今回、日シバのゲノムや遺伝子の特徴を明らかにしたことにより、遺伝情報を使って、生産者と消費者のニーズにあった市場価値の高い日シバの育種の加速が期待されている。 また、シバはイネやコムギなどと同じイネ科植物でありながら、高温条件などでも生育できるなど環境に対して高い適応性を持っている。そのため、シバの遺伝情報を用いることで過酷な状況下で生育できるイネ科作物の育成も可能になるとしている。

    シバのゲノム解析で 環境に強いイネの育成に期待 かずさDNA研究所ほか
    agrisearch
    agrisearch 2016/04/01
    「日本シバ3種のゲノムを解読」
  • ムギ類の穂発芽に関する遺伝子を発見 | プレスリリース・広報

    国立研究開発法人農業・品産業技術総合研究機構 国立研究開発法人農業生物資源研究所 ホクレン農業協同組合連合会農業総合研究所 横浜市立大学・木原生物学研究所 ポイント オオムギとコムギで、穂発芽1)に関する遺伝子を別々に発見し、これらが同じ遺伝子であることが解りました。 オオムギとコムギの穂発芽しにくい品種の開発に役立ちます。 概要 農研機構作物研究所(農研機構)、農業生物資源研究所(生物研)、香川大学、岡山大学、ライプニッツ植物遺伝学・作物研究所(ドイツ)は共同で、オオムギの穂発芽しやすい品種と穂発芽しにくい品種のゲノム配列を解析し、穂発芽に関する遺伝子を突き止めました。 世界中のオオムギ274品種のこの遺伝子を調べた結果、収穫期に雨が多く降る東アジア地域で栽培されるオオムギ品種の多くは、穂発芽しにくい遺伝子のタイプを持つことが分かりました。 また、ホクレン農業協同組合連合会農業総合研究

    agrisearch
    agrisearch 2016/04/01
    「穂発芽しやすい品種「関東中生ゴールド」と、穂発芽しにくい品種「アズマムギ」のゲノム配列情報を利用した遺伝学的解析によって、穂発芽に関する遺伝子がリン酸化酵素を作る遺伝子であることを突き止めました」
  • 日本シバの遺伝情報すべて解読 宮崎大など NHKニュース

    ゴルフ場などのスポーツ施設や日庭園などで広く使われている「日シバ」の遺伝情報をすべて解読することに世界で初めて成功したと、宮崎大学などの研究グループが発表しました。冬でも枯れない寒さに強い日シバの開発に役立つとしています。 「日シバ」について、宮崎大学と千葉県にあるかずさDNA研究所などの研究グループは、去年3月からゲノムと呼ばれる遺伝情報の解読を進め、3億3400万対に上る塩基配列をすべて解読したと発表しました。グループによりますと、日シバのゲノムには遺伝子がおよそ6万個あり、植物としての特徴を決めているとみられるということです。 グループでは、今後遺伝子一つ一つの働きを明らかにし、寒さに強いシバの開発のほか、シバと同じイネ科のコムギやイネでも暑さや寒さに強い品種の開発につなげたいとしています。宮崎大学農学部の明石良教授は「現在新しい品種を作るには品種改良を繰り返し、最低5年は

    agrisearch
    agrisearch 2016/03/15
    「グループでは、今後遺伝子一つ一つの働きを明らかにし、寒さに強いシバの開発のほか、シバと同じイネ科のコムギやイネでも暑さや寒さに強い品種の開発につなげたいとしています。」
  • コムギの温暖地適応遺伝子を発見 - 国立大学法人 岡山大学

    岡山大学大学院環境生命科学研究科(農)植物遺伝育種学分野の加藤鎌司教授、カリフォルニア大学デービス校のJorge Dubcovsky教授らの共同研究グループは、コムギの春化要求性に関わる春播性遺伝子Vrn-D4の特定に世界で初めて成功。遺伝子がコムギの温暖地適応に重要な役割を果たしたことを明らかにしました。研究成果は9月29日、「米科学アカデミー紀要」に掲載されました。 高品質コムギの安定生産のためには、その地域で確実に越冬し最適な時期に出穂・開花する品種の開発が必要であり、地球規模での環境変動下においてその重要性は増す一方です。報告の成果によりムギ類における出穂期調節機構の解明が加速されるとともに、気候の温暖化に対応できるコムギの育種に貢献するものと期待されています。 <業績> 加藤教授らの共同研究グループは、コムギの春播性遺伝子Vrn-D4の特定に世界で初めて成功し、Vrn-D4

    コムギの温暖地適応遺伝子を発見 - 国立大学法人 岡山大学
    agrisearch
    agrisearch 2015/10/26
    「コムギの春化要求性に関わる春播性遺伝子Vrn-D4の特定に世界で初めて成功。本遺伝子がコムギの温暖地適応に重要な役割を果たしたことを明らかに」
  • コムギの塩ストレス耐性のメカニズムを解明 | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター バイオマス研究基盤チームの高橋史憲研究員、篠崎一雄チームリーダーと、オーストラリアのアデレード大学・The Plant Acceleratorのマーク・テスター教授(現 アブドラ国王科学技術大学)らの国際共同研究グループ※は、ハイスループットな自動表現型解析システム[1]を使い、主要な商業品種である南オーストラリア産のコムギが、塩ストレスに強くなるメカニズムを解明しました。 一般的に、農作物は塩分の多い土地では育てることができません。実際、世界の灌漑(かんがい)農業地[2]の約20%では、土壌に含まれた塩による被害を受けています。特に乾燥地帯が広がり、灌漑が盛んなオーストラリアでは、この塩害による農作物の収量低下が深刻な農業問題となっており、主要な農作物であるコムギを塩害に強い品種へ改良することが求められています。これまでに、コムギの塩ス

    agrisearch
    agrisearch 2015/08/06
    作物のフェノミクス、日本はすっかり出遅れた。「実験には、コムギの成長を自動的かつハイスループットかつ正確に記録・解析できる自動表現型解析システムを」
  • オオムギの起源解明ー品種改良の効率加速化に期待ー岡山大学と生物研

    世界中のオオムギ品種は欧州(西)に分布する栽培オオムギと日等(東)に分布する栽培オオムギの2つのグループに分けられる。今回、西の栽培オオムギが、約1万年前に現イスラエルの南レバントで起きた突然変異の子孫であることと、東の栽培オオムギが現北西シリアから南東トルコの北レバントで起きた突然変異の子孫であることがわかった。2つのオオムギの子孫の品種グループを交配することで、多様性が生まれ、品種改良の効率が加速すると期待されている。 2万3000年以上前から用にされていた野生オオムギの実は、成熟すると穂の軸の節々の連結が外れ、バラバラになり地面に落ちる。一方、1万年前頃の遺跡から発見されるようになった、人が収穫する栽培オオムギは、人が軸から実を刈り取った跡が残る。人類は野性オオムギの中に実の落ちない突然変異の起きたオオムギがあることに気が付き、地面に落ちた実を集めなくてもこれを栽培して収穫してい

    オオムギの起源解明ー品種改良の効率加速化に期待ー岡山大学と生物研