科学とnewsに関するagrisearchのブックマーク (1,500)

  • 白菜やキャベツのルーツはどこ? アブラナ属の謎をDNAで解明

    カブやチンゲン菜、白菜などの原種であるブラッシカ・ラパは、アフガニスタンとパキスタンの国境に近い山地が原産で、数千年前に栽培化された。(PHOTOGRAPH BY HENRIK KETTUNEN, ALAMY) 韓国のキムチに使う白菜や、北欧のシチューに使うカブ、そのほか卓に欠かせないキャベツやブロッコリー、小松菜。これらの野菜は全て、元をたどればアブラナ属のブラッシカ・ラパ(Brassica rapa)またはヤセイカンラン(Brassica oleracea)というたった2種の野草から生まれた変種だ。 さらにいえば、用油として広く使用されているキャノーラ油は、ブラッシカ・ラパとヤセイカンランの交配種であるセイヨウアブラナ(Brassica napus)から作られる。(参考記事:「キャノーラ油の起源と、もしかしたらすごい社会貢献度」) ブラッシカ・ラパとヤセイカンランは、そもそもどこか

    白菜やキャベツのルーツはどこ? アブラナ属の謎をDNAで解明
    agrisearch
    agrisearch 2021/06/20
    「…ブラッシカ・ラパはアフガニスタンとパキスタンの国境に近い山地が原産、そしてブロッコリーやカリフラワー、ケール、キャベツなどの原種であるヤセイカンランは地中海東部が原産だという」
  • フェーン現象は通説と異なるメカニズムで生じていることを解明 | 生物・環境 - TSUKUBA JOURNAL

    フェーン現象は、風が山を越える際に、暖かくて乾燥した下降気流となり、ふもとの気温が上昇する気象現象で、中学や高校でも学ぶものです。フェーン現象の発生メカニズムは、気象条件などに応じて「熱力学メカニズム」と「力学メカニズム」の2つに大別され、一般によく知られているのは熱力学メカニズムです。 研究では、フェーン現象発生地域として世界的にも有名な北陸地方において、過去15年間に発生したフェーン現象198事例を対象に、気象モデルとスーパーコンピュータを用いて、そのメカニズムを解析しました。その結果、日のフェーン現象は、熱力学メカニズムではなく、主に力学メカニズムで生じていることを明らかにしました。また、純粋な熱力学メカニズムによる現象は、実はほとんど発生していないことが示唆されました。 今回の解析によると、対象としたフェーン現象の80%以上は力学メカニズムで発生しており、これまでの通説であった

    フェーン現象は通説と異なるメカニズムで生じていることを解明 | 生物・環境 - TSUKUBA JOURNAL
    agrisearch
    agrisearch 2021/06/08
    「日本のフェーン現象は、熱力学メカニズムではなく、主に力学メカニズムで生じていることを明らかにしました。また、純粋な熱力学メカニズムによる現象は、実はほとんど発生していないことが示唆されました」
  • 花の特徴の組み合わせは万能選手の証か〜「花はパートナーを限定する」という定説を覆す新仮説の提唱~ - TSUKUBA JOURNAL

    色や形状、香りといった花の特徴の組み合わせは、ある決まったグループの動物に受粉を任せるような進化の結果と考えられてきました。例えば、青いベルを吊るしたような花はハナバチの仲間への専門化によって、白くて甘く香る花はガの仲間への専門化によって生じた、という具合です。しかし、実際の花はさまざまな動物に訪問されており、特定のグループに専門化しているという定説とは矛盾します。研究では、生態学で25年来続くこの謎を解く鍵となる、新しい仮説を提唱しました。 定説の背後には「トレードオフ」という概念がありました。動物ごとに受粉に適した花の特徴が大きく異なるため、花は特定のグループに専門化するしかないという考え方です。すると、その特徴にマッチしない訪問客(動物)を多く受け入れている花は、効率の低い受粉に甘んじていることになります。しかし、特定の動物に専門化せず多様なグループが集まる花を調べた過去の研究では

    花の特徴の組み合わせは万能選手の証か〜「花はパートナーを限定する」という定説を覆す新仮説の提唱~ - TSUKUBA JOURNAL
    agrisearch
    agrisearch 2021/06/08
    「古い花の色を変えて若い花を色で選べるようにすれば、ハナバチも訪れてくれるようになります(トレードオフの緩和)。これは、実際に多くの植物で進化した「花色変化」という現象です」
  • パイナップルを食べたとき舌がチクチクする意外な原因 - ナゾロジー

    パイナップルをべた時、舌の上がチクチクするのを感じると思います。 実はこれ、パイナップルが舌をべているために起こっています。 にわかに信じがたい話かもしれませんが、私たちがパイナップルをべる時、パイナップルも私たちをべているのです。 では、実際に何が起こっているのでしょうか?

    パイナップルを食べたとき舌がチクチクする意外な原因 - ナゾロジー
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    agrisearch 2021/06/08
    「ブロメラインとパパインは、タンパク質を消化できるため、お肉を柔らかくするのに役立ちます。なので、酢豚にパイナップルを入れるのは理にかなっているのです。」
  • 植物が幹細胞を永続的に維持できる新しいしくみ | 神戸大学ニュースサイト

    神戸大学大学院理学研究科の古谷朋之学術研究員、近藤侑貴准教授らと、九州大学の佐竹暁子教授、東京大学大学院農学生命科学研究科の田之倉優特任教授、宮川拓也特任准教授らと同附属生態調和農学機構の矢守航准教授らの共同研究グループは、葉の細胞から維管束細胞※1 を作り出す培養系“VISUAL※2”を基盤とした情報生物学的解析から維管束の発生過程に特徴的な遺伝子発現ネットワークの構築に成功し、その中から維管束幹細胞の制御に関わる因子としてBES/BZR転写因子※3・BEH3を新たに見出しました。さらにBEH3が同じBES/BZR転写因子ファミリーの他のメンバーと競合的にはたらくことで幹細胞の増殖と分化の制御を安定化させるという新たな幹細胞維持のしくみを明らかにしました。 今後さらに幹細胞制御因子を見つけていくことで、植物の幹細胞が長きにわたって維持される分子基盤の理解につながることが期待されます。 こ

    植物が幹細胞を永続的に維持できる新しいしくみ | 神戸大学ニュースサイト
  • カテゴリ / 日本農業新聞公式ウェブサイト

    アクセスしようとしたファイルが見つかりません。 URLアドレスが間違っている可能性があります。 指定された記事が削除された可能性があります。

    カテゴリ / 日本農業新聞公式ウェブサイト
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    agrisearch 2021/06/04
    「葉に切れ込みのある鋸歯(きょし)形の水菜が、約200年前に同じアブラナ科のカブ類と交雑したことが、丸いへら形の葉をした壬生菜誕生のきっかけになったと考えられるという」
  • ゴルフ場を悩ます雑草が「芝刈りされた記憶」を子孫に伝えると判明

    芝草の1種であるスズメノカタビラは非常に生命力が強く除草が難しい種であり、ゴルフ場では抜いても抜いても生えてくる雑草として忌み嫌われる存在です。アメリカでは、スズメノカタビラを除去せずに共生を図るゴルフ場も多く、グリーンに最適なスズメノカタビラの品種開発も研究されています。そんなスズメノカタビラは「芝刈りされた記憶」を子々孫々に継いでいくことが、10年以上にわたる研究によって明らかになりました。 Golf course turfgrass species 'remembers' if it was mowed, develops differently | Penn State University https://news.psu.edu/story/655239/2021/04/19/research/golf-course-turfgrass-species-remembers-if

    ゴルフ場を悩ます雑草が「芝刈りされた記憶」を子孫に伝えると判明
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    agrisearch 2021/05/17
    「スズメノカタビラは芝刈りをされると、そのストレスによってDNAのメチル化が進み、芝刈りによる影響を子孫に伝えることができる…遺伝子の機能を変更して発現に影響を与えるエピジェネティックなメカニズム」
  • 植物は概日時計因子によって低温ストレスに対する耐性を獲得している | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 城所  聡(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 助教) 相馬 史幸(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員) 溝井 順哉(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 准教授) 鈴木 孝征(中部大学応用生物学部 応用生物化学科 准教授) 篠崎 一雄(理化学研究所 環境資源科学研究センター 機能開発研究グループ グループディレクター) 篠崎 和子(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授;当時 現東京農業大学農生命科学研究所 教授) 発表のポイント 季節変動や異常気象などによる気温の低下に応答して、植物が低温耐性を獲得する仕組みで働く転写因子群を同定しました。 通常生育環境下で働いている概日時計を構成する転写因子群が、タンパク質レベルで制御されることが引き金となって、低温ストレス応答を引き起こすことを解明しました。 冷害な

    植物は概日時計因子によって低温ストレスに対する耐性を獲得している | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • 弱い光に耐える植物の葉緑体はときおり当たる強光にも耐えられる | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 寺島 一郎(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 教授) 松尾 光敏(研究当時:東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 修士課程2年生) 鈴木 祥弘(神奈川大学理学部生物科学科 准教授) 矢守  航(東京大学大学院農学生命科学研究科 附属生態調和農学機構 准教授) 河野  優(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 特任助教) 発表のポイント 薄暗い環境に耐える耐陰性植物のクワズイモの葉緑体は、ときおり当たる強光にも傷つき にくく、しかも、弱光で栽培した植物の葉緑体ほど耐性が高いことがわかりました。 定常的な強光には、強光で栽培した植物の葉緑体ほど耐性がありますが、木漏れ日が射し 込む林の中のように光の強さが変動する場合には、逆に、弱い光で栽培する方が耐性が高まるのです。 強光による光合成器官の傷害(光阻害)は、植物の生産力を低下させる大きな要因の一つです。研究の知見は、自然光

    弱い光に耐える植物の葉緑体はときおり当たる強光にも耐えられる | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
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    agrisearch 2021/04/30
    2021/4/8
  • すりおろしたニンニクが翌朝すごい色になってて驚愕→どういうこと?「知らなかったら絶対捨ててる」

    リンク chisou-media.jp にんにくが緑・青色になる原因は?毒?カビ?変色を防止する方法を伝授! 【管理栄養士監修】にんにくが青・緑色に変色したことはありませんか?これは毒・カビなのでしょうか?今回は、ニンニクが青・緑色に変色する原因やべられるかについて紹介します。気になるにんにくの変色を防ぐ方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

    すりおろしたニンニクが翌朝すごい色になってて驚愕→どういうこと?「知らなかったら絶対捨ててる」
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    agrisearch 2021/04/26
    「アルキルサルファイド化合物と鉄分の反応ですって!」
  • リンドウ 花びらで光合成 北上の研究所など発見 | 岩手日報 IWATE NIPPO

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    agrisearch 2021/04/19
    2020/8/25 岩手生物工学研究センター
  • 水稲害虫ウンカで共生細菌が引き起こす「オス殺し」に対する抵抗性を発見、カメムシ目昆虫では世界初 | 佐賀大学広報室

    【研究者】 代表者:吉田一貴(鹿児島大学大学院連合農学研究科博士課程2年[佐賀大学配属]、日学術振興会特別研究員) 分担者や協力者:真田幸代 博士(農研機構 九州沖縄農業研究センター)、徳田誠 准教授(佐賀大学農学部、鹿児島大学大学院連合農学研究科)、黃守宏 博士(台湾嘉義農業試験分所) 【研究成果の概要】 水稲などの害虫であるヒメトビウンカ(カメムシ目:ウンカ科)の飼育系統から、共生細菌が引き起こす「オス殺し」に対する抵抗性遺伝子の存在を確認し、その遺伝様式を明らかにした。成果は英国王立協会発行の英文誌にオンライン掲載された。共生細菌が引き起こす「オス殺し」は未だ謎が多く、またそれを無効化する抵抗性遺伝子の存在や遺伝様式については、これまでに世界で3例しか報告されていなかった。今回の報告は、カメムシ目昆虫におけるオス殺し抵抗性としては世界初、また、「晩期型オス殺し」(卵や若齢幼虫でな

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    agrisearch 2021/04/14
    「ヒメトビウンカLaodelphax striatellusでは、一部の集団に「オス殺し」を引き起こすスピロプラズマSpiroplasmaという共生細菌が感染している」
  • 根粒共生によって薬用植物カンゾウのグリチルリチン酸が増加することを発見! — 薬用植物カンゾウの生産に期待 — | 佐賀大学広報室

  • 【国立科学博物館】1種のハチが9回新種記載されていた!体長3mmのハチがもつ特殊な生態がもたらした混乱に終止符

    【国立科学博物館】1種のハチが9回新種記載されていた!体長3mmのハチがもつ特殊な生態がもたらした混乱に終止符 独立行政法人国立科学博物館(館長:林良博)は、九州大学との共同研究により、日などに生息するハチの一種、クヌギハケタマバチ(ハチ目:タマバチ科)が、これまでに9回にわたって新種として名前(学名)が与えられていたことを突き止めました。これにはタマバチの仲間がもつ特殊な生態が関係していました。 研究は、クヌギハケタマバチの形態的特徴を最新の分類体系に合わせて明確化し、種に与えられた複数の学名を1つに整理することで、その学名の使用における混乱を解消するとともに、タマバチ科における生態解明の重要性を強調したものです。 研究成果は、2021年4月6日、アメリカ昆虫学会が発行する国際学術雑誌『Annals of the Entomological Society of America』

    【国立科学博物館】1種のハチが9回新種記載されていた!体長3mmのハチがもつ特殊な生態がもたらした混乱に終止符
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    agrisearch 2021/04/13
    クヌギハケタマバチ(ハチ目:タマバチ科)「この両性世代と単性世代の間では、虫こぶの形やつくられる部位、さらには成虫の形態までもが同種とは思えないほど異なっている場合がほとんど」
  • 共同発表:マメ科植物の栄養環境適応戦略~窒素栄養に応答して遺伝子発現を調節する仕組み~

    マメ科植物は窒素栄養の乏しい土壌でも生育できます。根に根粒と呼ばれる器官を形成して根粒菌と共生し、根粒菌が固定した大気中の窒素を利用できるからです。根粒共生と呼ばれる現象ですが、共生を成立させるために植物は、光合成産物を根粒菌に供給する必要があります。そこで植物は、硝酸など窒素栄養が豊富な土壌では窒素栄養を直接得る戦略に切り替え、根粒共生に伴う不必要なエネルギーの消費を防いでいます。しかし、この仕組みの大部分はいまだに未解明のままでした。 研究グループはマメ科のモデル植物ミヤコグサを用いた研究で、特定のDNA配列と結合して遺伝子の発現を調節する2つのたんぱく質(NLP転写因子)NRSYM1とNRSYM2が、硝酸の濃度に応じて遺伝子の発現を制御する主要な因子であることを明らかにしました。 また、根粒を作る働きを持つNINと呼ばれる転写因子の標的遺伝子の発現の多くは、NRSYM1転写因子とN

    共同発表:マメ科植物の栄養環境適応戦略~窒素栄養に応答して遺伝子発現を調節する仕組み~
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    agrisearch 2021/04/10
    「根粒を作る働きを持つNINと呼ばれる転写因子の標的遺伝子の発現の多くは、NRSYM1転写因子とNRSYM2転写因子の働きによって抑制されること」
  • 納豆菌 生きた大豆ではねばねばできず 京大が確認:朝日新聞デジタル

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    納豆菌 生きた大豆ではねばねばできず 京大が確認:朝日新聞デジタル
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    agrisearch 2021/04/07
    「生きた大豆では死んだ大豆に比べて、納豆菌の増殖が100分の1程度まで抑えられ、特有のねばねば物質もみられなかった。生きた大豆は、納豆菌が増えるのを防ぐ何らかの抗菌物質をつくっているらしい」
  • 植物の遺伝子を「食べる」ことで獲得した昆虫を発見! 植物から動物へ遺伝子が水平伝播する - ナゾロジー

    べることで相手の遺伝子を取り込む…。 そんなSFのような現象が動物と植物の間に起きていたようです。 3月25日に『Cell』に掲載された論文によれば、コナジラミと呼ばれる小さな昆虫の遺伝子に、植物の遺伝子が紛れ込んでいることが判明したとのこと。 種の壁を超えた遺伝子の移動は菌類同士などではよく起こり得ますが、植物と動物という根から大きくかけ離れた種間の遺伝子移動が確認されたのは、コナジラミ以外、あまり知られていません。 コナジラミはいったいどんな遺伝子を植物から盗んだのでしょうか? PLANT DNA FOUND FOR THE FIRST TIME IN ANIMALS, BIZARRE STUDY REVEALS https://www.inverse.com/science/plant-dna-found-in-animal-dna-study Aphid-Like Insect

    植物の遺伝子を「食べる」ことで獲得した昆虫を発見! 植物から動物へ遺伝子が水平伝播する - ナゾロジー
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    agrisearch 2021/03/28
    「コナジラミが盗んだ遺伝子「BtPMaT1」には進化の過程で、植物が自分を毒殺しないための中和薬を作る役割があったのです」
  • 植物が酸化障害を防ぐメカニズム「P700酸化モデル」を内在的な生理現象で実証 | 神戸大学ニュースサイト

    神戸大学大学院農学研究科の古谷吏侑 大学院生、三宅親弘 教授らの研究グループは、これまでの研究において明らかにしてきた光合成モデルが植物の内在的な生理現象に対する応答として当てはまることを示すとともに、Rubiscoにより触媒される光呼吸が野外環境において重要な役割を持つことを強く示唆しました。 光合成のモデルに関しては、いまだ多くの議論が行われており、その詳細には不明な部分が多く残っています。研究グループは近年、C3植物における新しい光合成モデルを見出しており、研究において、このモデルを実際の光合成に当てはめることができるかを検証しました。 この研究成果は、2020年12月12日付け (現地時間) で、国際科学誌『plants』に掲載されました。 ポイント光合成には、酸化障害をもたらす活性酸素種 (Reactive Oxygen Species, ROS) 生成の危険性が常に伴う。こ

    植物が酸化障害を防ぐメカニズム「P700酸化モデル」を内在的な生理現象で実証 | 神戸大学ニュースサイト
  • ジャガイモの毒α-ソラニンはトマトの苦味成分から分岐進化した | 神戸大学ニュースサイト

    神戸大学大学院農学研究科の水谷正治准教授、秋山遼太研究員らと、京都大学化学研究所の渡辺文太助教、理化学研究所環境資源科学研究センターの梅基直行上級研究員、大阪大学大学院工学研究科の村中俊哉教授らの研究グループは、ジャガイモの芽などに含まれる有毒成分であるα-ソラニンが、トマトのα-トマチンに代表される苦味成分から分岐したことを解明しました。 今後、研究の成果をもとに、ジャガイモの毒性成分の合成能をコントロールした育種が可能となることが期待されます。 この研究成果は、2月26日に、国際学術雑誌「Nature Communications」に掲載されました。 ポイントジャガイモのα-ソラニンは有毒なステロイドグリコアルカロイド (SGA)※1 である。トマトのα-トマチンは未熟果実に蓄積する苦味を呈するSGAである。SGAの化学構造はソラニダン※2 (α-ソラニン) とスピロソラン※3 (α

    ジャガイモの毒α-ソラニンはトマトの苦味成分から分岐進化した | 神戸大学ニュースサイト
  • メスだけのクローンは “進化の袋小路” からどうやって抜け出しているのか | 神戸大学ニュースサイト

    琉球大学・戦略的研究プロジェクトセンターの和智仲是特命助教、神戸大学・大学院農学研究科の前藤 薫教授、同大学・大学院生のJin-Je Gau氏 (当時) と藤江隼平氏 (当時)・深野堅哉氏らの研究グループによる成果が、生態学・進化生物学・生化学および分子生物学の3分野でのトップジャーナルである「Molecular Ecology」の電子版に掲載されました。 ポイント微小な昆虫から得た少量のDNAでもゲノム規模の遺伝的多様性を調べることのできる最新のゲノム解析手法を用いて、無性生殖系統を含む寄生蜂について、これまでにない高解像度の解析を行った。メスだけで繁殖するために遺伝的多様性が少ないと考えられていた無性生殖集団が、意外なことにきわめて複雑な集団構造を持つことが明らかになった。この寄生蜂の無性生殖集団は、まれに有性生殖を再開することで、集団内の遺伝的多様性を維持している可能性がはじめて示唆

    メスだけのクローンは “進化の袋小路” からどうやって抜け出しているのか | 神戸大学ニュースサイト
    agrisearch
    agrisearch 2021/03/24
    「ギンケハラボソコマユバチ」「一部の無性生殖集団はまれに有性生殖を再開することで有性生殖集団との遺伝的交流を行い、これによって遺伝的な多様性が維持されている可能性のあること」