昨今日本の企業では、社員に英語などの第二外国語の習得を奨励し、中には「社内の公用語は英語」と定めるスパルタな企業も現れはじめています。このように、第二外国語の習得は、もはやキャリアアップとは切っても切れないものになりつつありますが、バイリンガルになることは、キャリアだけでなく脳にもいいらしいということが、ある研究結果で明らかになりました。 Photo by University of Salford. 2つの言語を定期的に使うと、脳に新しい導線ができ、問題解決につながる2種類の線ができるとか。これによって、異なる2つの考えを頭の中で一度に捉えやすくなるそうです。バイリンガルに関する研究歴40年のEllen Bialystok博士は、マルチタスク能力が向上すると指摘しています。 またこのように、脳が構造的な変化によって「バイリンガル仕様」になると、認知症の始まりを遅らせられる効果もあるとか。