「アクセスが増えれば増えるほど、コンテンツ配信は高速になり、サーバーの負担が分散されます。ユーザーが特別な操作をする必要もありません」――。利用者が増えればサーバーの負荷は当然高まるはずだが、一体どういうことなのか。 そんなサービスを可能にするのが、P2P(ピア・ツー・ピア)技術を利用した配信プラットフォームを提供するMist Technologies(ミストテクノロジーズ)だ。設立は昨年7月。東京大学大学院の学生が立ち上げた私設ラボ「Intellectual Backyard」から生まれた会社で、田中晋太郎CEO(24)は大学院でネットワークやサーバー、クラウド、データセンターの運用などを研究している。オフィスも東大の本郷キャンパス内にあり、メンバーは4名のエンジニアで構成されている。 P2P利用して端末同士がコンテンツやり取り