「ツール・ド・北海道」死亡事故で、今年の開催見送り 凄惨な現場“フラッシュバック”、それでも走り続ける選手「下りコーナーを出た瞬間、選手が車のフロントガラスを突き破り…一つ二つしかない大会、ちゃんと対策を練って開催してほしい」 2024年03月17日(日) 07時30分 更新 国内最大規模の自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」の死亡事故から半年余り…再発防止策などに時間を要するため、今年の開催見送りが決まりました。当時、死亡した選手と同じ集団で走り、悲惨な現場を目の当たりにした選手が、あらためて今の“思い”を語ってくれました。 事故の発生は、去年9月8日午前11時37分ごろ…上富良野町の道道のコースで、中央大学の4年生、五十嵐洸太(いからし・こうた)選手(当時21歳)がレース中、反対車線で乗用車と正面衝突し、死亡しました。 この事故を受け、去年の大会は、3日間(9月8~10日)の全日程