印刷 オリンパスは19日、14日付で社長を解任されたマイケル・ウッドフォード前社長に対し、「経営の混乱を招き、企業価値を損ねた」などとして、法的措置を検討すると発表した。解任理由を巡って同社と対立している同氏が、社内情報を社外に漏らしていることなどを問題視している。 オリンパスは14日、「経営の方向性や手法の違い」を理由に、ウッドフォード氏を解任し、菊川剛会長が社長に復帰する人事を発表したが、ウッドフォード氏は「過去の企業買収案件などで不明朗な支出があり、菊川剛会長に辞任を求めたら、解任された」と主張している。 オリンパスは19日、ウッドフォード氏が問題視した過去の買収案件の詳細を発表。いずれの案件も「監査役会から取引自体に違法行為は認められないとの結論を得ている」と反論している。 関連リンク「不明朗支出指摘したら解任」 オリンパス前社長(10/19)オリンパス、株価急落 社長解任で