2021年上半期の出版市場ですが、電子書籍の好調、中でも引き続き電子コミックの好調(前年比25.9%増)が続いています。 コロナ禍における需要増や、引き続きヒット作が出続けていることもコミックの好調に繋がっていると思います。一方で雑誌の活路と目されていた雑誌のサブスクサービスの減少などは気になるところです。 紙のマンガ誌の発行部数減はずっと言われ続けていることで、電子コミックは好調なれど新作や新人が出てくる起点となる雑誌の減少は各社頭の痛い所で、自社アプリなど出版社自前の販売や新作認知の施策が加速化していくのではないかと考えられます。 既に大手出版社やDMM、アカツキなどから出資を受けていた、最大手電子書籍取次のメディアドゥグループでもあるMyAnimeList(MAL)が、新たに電通、ブシロードなどからも出資を受けつつ、電通と業務提携したというニュースです。 MAL代表の溝口敦氏は、日本