香川県の子どものゲーム依存対策のためゲーム時間を制限する条例の素案が話題になっています。その背景には香川の地元紙「四国新聞」の新聞協会賞を受賞したキャンペーンもありました。 その後の反響、議会の動き、賛否様々な意見を含めて経緯をまとめました。
一はじめに本稿掲載号は初宿正典先生及び位田隆一先生の定年退職を記念するものであるが、初宿先生は、主としてドイツ憲法に関わる諸問題の研究によって憲法学界に貢献された一方で、家族を巡る憲法問題や、子どもの権利の問題にも少なからぬ関心を寄せておられた。実際、 一九九二年から二〇〇八年までの間、長きに渡り京都府青少年健全育成審議会の委員として青少年健全育成の問題に取り組まれたほか、この問題に関連する幾つかの論考を公表されている。これらの論考においては、比較的明確に青少年条例による有害図書類規制の合憲性が承認されている点が注目される②。しかし、憲法学界全体としてみれば、こうした規制の合憲性に疑義を呈する論者が少なくないのが現状であろう。 ところで、最近、東京都条例の二〇一〇年改正問題に関して、有害図書類規制に対して大きな社会的関心が寄せられる機会があった④。そこでの議論では、出版社や漫画家、あるいは
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