山口県の下関警察署に勤務していた巡査部長が、勾留中の容疑者に頼まれ、留置場内で別の容疑者2人にメモを渡すなどしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。容疑者3人はその後、強盗事件の共犯者として逮捕されていて、専門家は「口裏合わせが行われるおそれがあり、重大な問題だ」と指摘しています。 容疑者3人は8月下旬に強盗事件の共犯者として再逮捕されていますが、警察はメモの受け渡しがあったことを認めたうえで、「捜査に影響はなかった」としています。 巡査部長はNHKの取材に対し、「メモには『がんばれ』などと書いてあった。容疑者のことは以前から知っていたので、情が湧いてやってしまった」と話しています。 巡査部長は現在、別の部署で勤務しています。 捜査関係者によりますと、下関警察署の留置管理課に勤務していた50代の巡査部長が、ことし7月から8月にかけて、勾留中の元暴力団員の男に頼まれ少なくとも2回メモ