廃棄を委託された冷凍のカツを横流ししたとして警察の捜索を受けた愛知県稲沢市の廃棄物処理業者が任意の事情聴取に対して、「廃棄された食品を引き取ったあと、直接岐阜県の食品関連会社に持ち込んだこともあった」と話していることが、捜査関係者への取材で分かりました。警察は廃棄食品を引き取るときから横流しするつもりだった可能性があるとみて調べています。 捜査関係者によりますと、ダイコーの会長は警察の任意の事情聴取に対して、「会社の保管スペースが空いていなかったときは、廃棄を委託された食品を引き取ったあと、直接みのりフーズに持ち込んだこともあった」と話しているということです。そして「みのりフーズとの間では伝票や領収書などは残さず、すべて現金でやり取りしていた」とも話しているということです。 警察は、ダイコー側が廃棄食品を引き取るときから横流しするつもりだった可能性があるとみて、詳しいいきさつを調べています