自分の顔が偶然、写りこんだ写真がフェイスブックなどに掲載され、コンピューターにスキャンされることで個人情報が特定されるのを防ごうと、顔にかけて歩くことでコンピューターが顔を認識できなくする新しいメガネが開発されました。 国立情報学研究所などによりますと、コンピューターのスキャン機能は光が当たることで鼻の周りが明るく、目の周りが暗く写る特徴を利用して一人一人の顔の違いを認識しますが、この眼鏡をかけるとレンズ表面の白い線が光を反射するため、目の周りも明るくなって顔を認識できなくなるということです。 ヨーロッパなどでは自分の顔が偶然写りこんでしまった写真がフェイスブックなどに掲載され、コンピューターのスキャン機能を使って個人情報が特定されるのを懸念する声が上がっているということで、国立情報学研究所の越前功教授は「自分の顔という個人情報を守るため、世界各地に広まってもらいたい」と話していました。