和歌山市の建設会社で、男が従業員4人を拳銃で撃って1人を殺害し、その後、およそ18時間にわたって立てこもった事件で、自殺した男から覚醒剤の反応が出たことが、警察への取材で分かりました。警察は入手ルートを調べています。 経営者の次男の溝畑泰秀容疑者(45)が殺人などの疑いで指名手配されましたが、その後、拳銃2丁を持って、近くのアパートなどに、およそ18時間にわたって立てこもったあと、自分の腹を撃って自殺しました。 警察によりますと、溝畑容疑者のかばんからは注射器や白い粉末が付着した小さな袋が見つかり、遺体を詳しく調べたところ、覚醒剤を使ったことを示す反応が出たということです。 溝畑容疑者は別の覚醒剤の事件で実刑判決が確定し、発砲事件の当日に収監される予定でした。 警察は、事件の前に覚醒剤を使用したと見て、入手ルートを調べています。