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ブックマーク / moss2.hatenablog.jp (1)

  • ■ - 続moss

    木村敏『自分ということ』(ちくま学芸文庫)を読んだ。1976年から79年に発表された論文集。「もの」的な西洋語の「自然」と「こと」的な東洋語の「自然」の違いは、学生のとき建築史の講義で説明された記憶がある。細かくは覚えていないけど、出典はこのへん(至西田幾多郎)にあったのかもしれない。 イギリス式庭園が自然に対して写実的であるとするならば、日の庭園は自然に対して表意的である。イギリス式庭園が来の自然のコピーとして、不特定多数の人びとのために手軽な代用的自然を提供する「公園」であるのに対して、日の庭は、そこに表意されている自然の真意を鋭敏に感じとる主体の側の感受性を期待して作られるものであって、したがって当然のことながら、鑑賞能力を有する少数の人だけのための私的・閉鎖的な芸術作品という性格を帯びる。(pp.26-27) つまり、「……ということ」という言いかたの中には、私自身の世界に対

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