土星の衛星の一つ「エンケラドス」に、生命が生息できる環境が存在する可能性が高いとする研究結果を日米欧チームが発表した。探査機の観測などで衛星の地下にある海の底での熱水活動でできた物質を確認した。地球の海底で熱水が噴出している場所には多様な微生物が生息し、生命誕生の場の一つと言われ、エンケラドスにも似た場があると考えられるという。論文が12日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。 エンケラドスは、直径約500キロ、氷に覆われ、一部から水蒸気が噴き出している。研究チームは、米航空宇宙局が1997年に打ち上げた土星探査機「カッシーニ」が、2004~07年に得たエンケラドスからの噴出物のデータを詳しく分析。二酸化ケイ素の微粒子(ナノシリカ)が含まれることを突き止めた。ナノシリカは、岩石が高温の水に溶けてから急冷するとでき、地球では温泉や海底に湧き出す熱水に含まれる。 観測成果をもとに、東京大や海洋研
ところが、栄養を豊富に摂取できる現代においては、健康長寿と関係するある遺伝子が、あまり活性化されずにいるままなのだという。 その遺伝子、「サーチュイン遺伝子」とよばれる。2012年に、NHKスペシャル「あなたの寿命は延ばせる 発見! 長寿遺伝子」という番組で取り上げられ話題にもなった。 逆説的だが、この遺伝子は、エネルギー摂取が制限された状態になるほど、よく活性化して健康長寿をもたらすのだという。 どのようなメカニズムで、この遺伝子が健康長寿を導くのか。効果的にこの遺伝子を活性化させるには、どのようにすればよいのか。 こうした疑問をもちながら、金沢医科大学の古家大祐教授の研究室を訪ねた。古家氏はこれまで、エネルギー摂取制限と健康長寿の関係性などを研究してきた。上記のNHKスペシャルでは、人を対象としたサーチュイン遺伝子活性化の実験も行っている。 前篇では、エネルギー摂取制限が健康長寿につな
イスラエルのバール・イラン大学研究チームは、「サーチュイン遺伝子」を活性化することで、マウスが約15%長生きするという研究結果を2月23日付の電子版学術誌『ネイチャー』に発表した。 サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子”、“若返り遺伝子”とも呼ばれ、日本のテレビなどでも話題となった遺伝子だ。哺乳類が有する7つの同遺伝子のうち、欠損すると加齢症状に似た異常が出る「サーチュイン6」に注目した同チームは、遺伝子組み換え技術で、この遺伝子の働きを高めたマウスを2系統作成し、寿命の変化を調べた。その結果、オスのマウスでは、平均寿命がそれぞれ14.8%と16.9%延びたという。 つまりはサーチュイン遺伝子を活性化させることが不老長寿の鍵を握るわけなのだが、さてどうすればこの遺伝子が活性化するのか?その秘訣はカロリーの摂取を抑え、空腹状態を保つことにあるという。
フランス南西部イゴサンサトゥルナン(Ygos-Saint-Saturnin)で撮影された妊婦(2011年3月19日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/LOIC VENANCE 【2月27日 AFP】女性の卵巣内から卵子を作る幹細胞を取り出し、卵母細胞に成長させることに成功したと、米マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)生殖生物学ビンセントセンター(Vincent Center for Reproductive Biology)のジョナサン・ティリー(Jonathan Tilly)所長率いる研究チームが26日、発表した。なんとしても赤ちゃんが欲しい女性たちに、いつの日か恩恵をもたらす画期的な研究となるかもしれない。 これまで1人の女性が持つ卵子数は有限と考えられてきた。ティリー氏は「過去50~60年にわたって有力だった定説は、女性は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く