(前回から読む) 婚姻ラッシュの中国で、日本的なきめ細かいソフトを導入した披露宴が増えている。とはいえ日本の婚礼シーンとは当然違いがあって、なかでも一際目を引くのが「前撮り写真」の存在だと前回お伝えした。披露宴の会場に飾る、あるいは豪華な記念アルバムに仕上げることが目的の撮影なのだが、それに賭ける新郎新婦の熱意は並々ならぬものだという。 写真の背景は南国ビーチ風からヨーロッパのリゾート、SFファンタジー、アニメの世界まで、カップルたちは映画ポスターのようなキメキメのポーズを取っている(実例は後述するリクルートの「ゼクシィ」サイトを参照)。テーマによっては写真館を飛び出し、ロケにだって行ってしまう。あの国の街角でよく見かけるウエディング撮影隊のように。 こう言っちゃあ何ですが、世の中美男美女のカップルばかりじゃない。やればやるほどギャグにしか受け取られかねない、微妙な場合だってあるでしょうに