「マスコミたらい回し」とは? (その77) 毎日新聞は救急搬送時から張り付いていた? 「大淀病院産婦死亡事例」は毎日新聞奈良支局がすべて絵を描いたという衝撃の未確認情報→情報の確度はかなり高い 毎日新聞は奈良県から撤退せよ(一部訂正あり) この情報について、わたしは直接聞いたわけではないので、真偽については判断を保留するのだが、 Yosyan先生のところに、8月の緊急搬送の時、すでに記者が嗅ぎつけて取材していたという情報提供があった というのだ。 詳しくは、Yosyan先生の以下の記事をお読みいただきたい。 新小児科医のつぶやき 2007-06-26 マスコミ許すまじ http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070626 一部引用する。 ところが新聞社の関与時期はもっと早かったのです。なんと救急車の搬送時には記者は既に居たとのことです。そんなに早く記者が駆けつけられた
http://absinth.exblog.jp/5319551/ 明日は3月31日。 大学病院の医師がざっくり解雇される日です。 大学病院に勤めるほとんどの医師は医員という身分の日々雇用職員であり 常勤の医師は、助手、講師、助教授、教授といったほんの一握りであることは意外と知られておりません。 (助手、講師、助教授、教授にしたって、そのほとんどは医学部(文科省管轄)から給料をもらっているのであって、大学病院(厚生労働省管轄)からもらっているわけではありませんけれど。) 実際に手術をし外来で患者を診、病棟で指示を出している医師の多くは日々雇用職員です。 場合によっては大学院生という無給のボランティアであることもありますけど。 大学病院ではこれら日々雇用職員を年に一度全員強制解雇することによって、勤続一年以上になることを防いでいます。 (勤続一年以上を出さないことによるメリット・・・よく知ら
昨日は沢山の支援コメント、支援TBありがとうございます。被告にならされた産科医の先生はネットも見られています。またネットでの支援の声は大きな励みになっています。皆様の声は間違い無く届いています。本当に御協力有難うございます。 しがないブログではありますが、私を信用下さいまして、貴重な情報の提供を頂ける事があります。情報が貴重すぎてエントリーにも書けない事もしばしばあるのですが、昨日頂いた情報は驚くべき内容でした。情報源についての詳細は明かせませんが、非常に信用の置ける人物からの情報提供で、内容、質とも超A級です。もちろん情報には確固たる根拠があります。こういう情報を公開することに震えが出るくらいです。 奈良事件については大淀病院での医療についての詳細な情報は早期から入手が出来、それについての医学的検証は既に終わっています。どの角度から見ても担当医は最善を尽くした以外の結論はありません。謎と
現在、アメリカ合衆国にはマイクという名の要注意人物が3人いる。マイク・グラベル、マイク・ブルームバーグ、そして、日本にもお馴染みの“野球帽を被ったむさ苦しい男”マイケル・ムーアだ。 今回はその、マイケル・ムーアの話題。彼の最新作『Sicko』(日本語タイトル『シッコ』、今年8月公開予定)は今年6月29日から全米で公開されるが、その前評判が凄まじい。特徴的なのは、前作『華氏911』と違い、今回はリベラル派はもちろん、かつてムーアに批判的だった人々からの支持も拡大しつつある事実だ。ワシントンで開催されたプレミア試写会にはダレル・アイシャ議員(共和党・カリフォルニア州)も姿を見せ、「医療危機問題は党派を超えた課題ですからね。」と作品を讃えた。前作に冷静だった政治批評家達からも、「ムーアのキャリア中ベスト作品」との呼び声が上がり始めている。 ムーアは、『シッコ』でアメリカの医療危機問題をテーマにし
医療費無料は本当に良い事なのか/CROOK う〜〜〜〜ん、と思った。まあなんとも結論の無い話なので思いつくままに上記エントリの「?」にアレコレ。 で、コレって本当に必要なの?って話。 未就学児の医療費助成。これはどんどん制度が進んでいきますね。現在中一の息子が乳児期、当時住んでいた自治体では乳児医療制度があるにはありましたが、所得制限があり、年収300万円台だったか400万円以下だったかという線で、うちは利用ができませんでした。 そして息子が一歳児を過ごした年が該当する期間において、確定申告をしました。高額になってしまった医療費のために。 特に入院したわけじゃない。体質というかなんというかでこの子は「くしゃみひとつすればすぐに鼓膜が炎症を起こすタイプの乳児」だったこと。つまり風邪の早期段階から鼓膜の炎症の可能性がすぐに始まるタイプの子だったこと。乳児の耳の構造の特徴から、時々こういう子はい
小児科について 信頼して子どもを診てもらえる「かかりつけ医」を持ちましょう。 続けて診てもらえれば、その子に応じた指導や相談にのってもらえます。自分の患者さんなら時間外でも対応する、とおっしゃる先生も多いです。大きな病院での検査や入院が必要な場合は、かかりつけ医に病院を紹介してもらいましょう。鎌倉市周辺では湘南鎌倉総合病院、藤沢市民病院に入院可能な小児科があります。検査や入院が必要となった場合、紹介されることが多いようです。(両病院は病院と診療所の役割分担推進のため、診療所の紹介状のない初診の場合、「保険外併用療養費」として数千円が加算されます。)高度な検査や重症への救急対応が必要な場合は、現場の判断で、藤沢市民病院または横浜市立大学付属市民総合医療センター、神奈川県立こども医療センター等に紹介または搬送されるケースがあります。 場合により、この限りではありません。県外の病院に搬送されるこ
結構前から思っていたことなんだけれど医療費がタダって本当に良い事なのか。例えば東京都23区内だと未就学児(小学校入学前まで)は医療費がかからない*1。参考例を挙げてみると 乳幼児(6歳に達する日以後最初の3月31日まで)が健康保険証を使って医療機関で診療を受けた場合、その窓口で支払う“医療費の自己負担分”及び“入院時の食事療養費”を助成する制度です。平成19年10月から対象を「15歳に達する日以後最初の3月31日までの児童」に拡大する予定です。 という事なので新宿区に至っては平成19年10月から15歳まで拡大するみたいですね。いまこそ必要なたしかな野党が頑張った結果らしいのですが別の党を支持してる人たちからもこの点に関しては異論が無いようでして。 で、コレって本当に必要なの?って話。 確かに育児にはお金がかかるから少子化対策としても有効だ、という意見に対して真っ向から否定出来ないです。だか
昨年、マスコミは 福島県立大野病院事件 横浜堀病院「無資格助産」事件(全国に波及) 奈良県大淀病院産婦死亡事例 をセンセーショナルに取り上げ、あたかも 産科医が悪玉 であるかのように叩き続けた。 亡くなられた方については、心からご冥福をお祈りする。しかし、報道については、なんともやりきれない。 このうち 福島県立大野病院事件 については、現在公判が進行中だ。ネットに上がっている傍聴記を読む限り 検察側が、不十分な医学的知識で、K医師を誤認逮捕し起訴した ように感じる。三回目の公判が開かれたところだが、 医療従事者と検察・警察との落差 がいよいよ大きくなっている。 また、 マスコミ人の「活躍」によって、これからお産を控えている一般市民が、お産の場を奪われている のも目につく。 横浜堀病院「無資格助産」事件 では、死亡した妊婦さんの「団体職員」の夫が 共同通信記者 であることが判明している。以
レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります ネジやビスみたいな部品から電子機器まで、メディカルグレードというのは いつも一番の高級品で、それに続くのが軍用規格。大分安くなって、汎用部品。 現代の宗教「ピュアオーディオ」業界では、医療部品がよく使われる。 昔、アンプの入力段にNECが出していたメディカルグレードの トランジスタが「音がいい」という評判になって、それが1個1500円だか、1800円だか。 同じ型番の汎用品だと、1個当たり30円ぐらい。 信頼性には本当にお金がかかる。 壊れる人工呼吸器 人工呼吸器というのは、医療機器の中では安いほうだけれど、 高信頼性部品の固まり。呼吸器1台600万円とか、800万円とか。 この数年、技術的には相当進歩した機械が出回るようになったけれど、信頼
2007年01月18日01:30 カテゴリMedicineMedia いっそ準医師制度ってのは? マスメディアが医療問題を取り上げる。それに対して医師がblogで反発する。 今やblogosphereの風物詩であるが、どこかずれていないか? こどものおいしゃさん日記 おおきくなりたいね : 三日三晩働く医者が理想なのか 三日三晩不眠不休なのが偉い医者で、重症患者が居るのに仮眠を取るのは唾棄すべき怠け医者で。さらにその延長上にあるのが「爆弾3勇士」とか「突撃ラッパを離しませんでした」の記事なんだろう。そういう戦場美談に、泥沼に嵌りつつある戦争の実態が塗り隠されていく。それでいよいよ医療が困窮してくると「欲しがりません勝つまでは」と来るんだろうから、銃後のみなさんもよくよくご用心されたがよろしい。現場が過負荷に喘いでいる時、責任は誰にあるか? マスメディアだろうか? 第四の権力である以上、責任
発生動向総覧 *2006年4月からの報告システムの変更に伴い、疾病の並び順を一部変更しました。 ◆全数報告の感染症 〈第49週コメント〉12月13日集計分 注意:これはこれは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。宜しく御理解下さい。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 老人医療というのは、乾いたぞうきんを絞る世界になっていて、 一食230円の食費を何とかして220円に絞れるよう、 栄養士さんが頭を抱えて苦しむ状況。 介護保険の範囲で医療行為をやろうものならすぐ赤字。 まともなケアなんかできない。 元気の無い高齢者は、手間ばかりかかって利益がでない。 元気があって、ついでにお金を持っている人相手にはいくらでも 豪華な施設が覇を競っているけれど、そういうところに入れる人はごく一部。 そうでない人を相手にしようと思ったら、人員を限界まで削って、 ケアの質を「死なない程度」まで限界まで落として、少ない予算で やりくりする。民間の力を導入するというのは、 要するにそういうこと。 老健では、点滴一本でも施設の持ち出し。
毎日新聞の17日夕刊に「出産時事故:「無過失補償」導入へ 民間保険活用、医師が費用負担」が出ています。政府与党が2007年度に創設する方針とのこと。ただし、税金でつくるのではなく、現在35万円の出産一時金を2~3万円上げて医師全体で200億円程度の増収を図り、これを医師が保険料として支払って民間会社の保険にする構想です。事故があれば過失が無くとも1人2000万円くらいの補償が支払われることになります。産科医の急減少にようやく対策が現れた感じですが、これだけで特効薬になるとは思えません。 ちょうど、岩波『世界』12月号には代理出産と転送事故、産科医療はどこへ [ブログ時評67] から転載しています。そこで過重な当直勤務に正当な対価が支払われていないと紹介してあるように、産科医療で始まってしまった医療崩壊を食い止めるには、一人医長の一線病院はもちろん、大学病院でも「奴隷労働」のようにすらなって
エラー内容 以下のいずれかの理由により、該当するコンテンツを表示することができませんでした。 コンテンツの公開が終了した。コンテンツが削除された。 指定したURLが間違っている。その他、やむをえない事情があった。 ご不便をお掛けして申し訳ございません。 何卒よろしくお願いいたします。 イザ! イザ!トップへ戻る
m's blogを主催されている管理人様から首都圏の周産期医療の危機を象徴するコメントを頂いた事があります。再掲させて頂きます。 私が知っている医者から直接聞いた話です。 昨年の今頃、緊急帝王切開の妊婦さんが群馬か栃木 (どちらだったかは残念ながら記憶にありません) からヘリで山梨の県立中央病院に搬送されるということがありました。たしか平日の午後のことだったと思いますが、胎児がNICU管理する必要がある帝王切開で、その県の施設が満床で対応できずに搬送先を探したそうです。関東地方の他の都県、埼玉・千葉・東京・神奈川などの施設をあちこちコンタクトをとったものの全て断られ、甲府まで長距離ヘリで搬送されることとなりました。 休日とか時間外ならともかく、平日の昼間に都内や神奈川の施設を全部断られるとは、とびっくりしたのを覚えています。 あの時はいくつか厳しい実例を頂いていたのですが、このコメントだけ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く