cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
今回のテーマは猫である。 猫はカワイイ。確かなことが何ひとつない世の中において、ただひとつの真実である。平素、人の不幸を笑い、人の幸福を妬む「逆のび太」として活動している私だが、そのことによって得られるエネルギーをすべて猫の幸福を祈る力に変えているので、実質チャラと言える。 猫はカワイイ。もはやこの可愛さは理不尽であり、怒りさえ覚える。猫を見つけて「カワイイ~」などという女はみんなフェイクであり、ネコをかわいいと言っている自分がかわいいと思っているにすぎない。 ホンモノの猫好きが猫を見つけた時、脳裏に浮かぶ言葉はただひとつ、「クソ」だ。可愛すぎて怒りしかおこらない。そしてこんなかわいい生き物が野放しになっているなんて、治安が悪いにもほどがある。即刻、法改正して取り締まるべきだ。 しかし、選挙の時に「猫を取り締まる法を作る」という公約を掲げる候補者は一人もいない。これでは、若者が選挙離れして
はじめまして、漫画家のカレー沢薫と申す者です。 と名乗った所で誰も知らないので、あらためて自己紹介させてもらう。漫画家兼会社員生活6年目、「売れたら会社を辞める」が目標だったが、最近では「会社を辞めなくて本当に良かった」が口癖の、まあ木っ端作家である。そんな華やかじゃない方の漫画家の生活を華のない文章でつづるのが当コラムだ。 漫画家をめざしたきっかけ 絵を描くことは幼少のころから好きだったが、小学二年生の時に読んださくらももこ氏の代表作「ちびまる子ちゃん」の単行本に収録された「作者が漫画家になるまでのエッセイ漫画」を読んで、初めて漫画家という職業を意識し、目指すようになったと思う。 その後一貫して「漫画家になりたい」と言い続けてきたが、恐ろしいことにそれから約20年間、私は1回も漫画を最後まで書き上げたことがなかった。漫画家になりたい、と言いながら、キャラクターの設定だけ凝りに凝った漫画の
今回のテーマは「漫画家生活」です。 多忙を極めるカレー沢先生の実状とは...!? ◆ ◆ ◆ いきなり皆様の興味ゼロな話で申し訳ないが、この10月で漫画家生活5周年を迎えた。 最近は漫画家を題材とした漫画も増えてきたので、漫画家の生活といえば、頼りになる編集者、ライバル作家、個性豊かなアシスタントたちとの、笑いあり涙ありの人間ドラマと思われているかもしれないが、私の場合、圧倒的孤独である。 まずアシスタントはいない。忙しくなると私にしか見えないアシスタントに手伝ってもらうことはあるが、人はそれを「幻覚」と呼ぶ。 地方に住んでいるので編集者と会うことも滅多にない。連絡は主にメールで、一部の編集者を除き、電話がかかってくることすら稀であり、かかってくるとしたら「連載終了のお知らせ」か「誤植しました、すみません」の99%バッドニュースなのである。 他に電話をかけてくる友人などもおらず、現在、私の
BF(仮)の体育祭イベントで明神を3枚手に入れるのに、現ナマをいくらつかったかのレポ漫画です。ちゃんとすればもっと安くつくはずです
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