賭博狂の詩2 時の流れと金の流れというものは非常に早く、マニラに到着してから3週間が過ぎようとし、自分が卒業した中学校の全校生徒とほぼ同じ人数の諭吉がカジノという魔性の前に没した。 この国では文字通りなんでも売れる。国民IDさえあればカジノに入れるので死ぬ気で稼いだ金を刹那の瞬間に賭けることだってできる。破滅してもIDすら売れる。両足を売った人も見た。 カジノで出会った現地人はすでに俺に金がないのを知っているので、KTV(キャバクラ)帰りの綺麗な女性が早朝大移動をする時に通る穴場ナンパ
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