ロマンポルシェ。6年ぶりのアルバム『盗んだバイクで天城越え』がいよいよ発売される。日本人ならどこかで聞いたことのあるようなタイトル、世界中の人になぜか親近感を与える可愛い猫のジャケット。かつての「梶原一騎があの世から送り込んだ二匹の黒猫」は、結成13年目を迎え、今や誰からも愛されるCATSに変貌したのだろうか? いや、アルバムの内容は期待通りのロマンポルシェ。だ。底辺の生活を美しいメロディで寓話のように切り取った『THE PARK』、暑苦しいまでの男気を歌い上げた闘魂注入曲『ワルのテーマ』、そして80年代の価値観を根底から覆すタイトル曲『盗んだバイクで天城越え』など、その狂気と毒性はむしろ強まっているのだ。4/29には新宿LOFTで発売記念ライブを行うロマンポルシェ。の二人に話を聞いた。(Interview:加藤梅造) 今後のターゲットはゼロ世代!? ──ロマンポルシェ。としては本当に久々
かつてまだロックンロールが一世を風靡する前、テレビのブラウン管の中でエルビスが腰を振る姿に全米の多くの良識人は激しい不快感を感じたという。不快なもの、見せてはいけないものを眼前に突きつけるのがロックの本質のひとつだとしたら、ピストルズ、ナパーム・デス、スターリン等が切り開いてきた延長線上で、現在も活動を続けているのがロマンポルシェ。というバンドだと言える。説教、全裸、千本ノック、デスビート、チャップリン、ランジェリーなど様々なエレメントから成るロマンポルシェ。の無茶苦茶なパフォーマンスは、時として強烈な光を放ち、社会が覆い隠そうとする闇の部分を照射する。それを見ないようにするのは簡単だが、やはり目を背けるわけにはいかないのがロマンポルシェ。のしぶとさでもあるのだ。10年間の活動記録をベスト・アルバムという形でまとめたロマンポルシェ。の掟ポルシェに10周年記念インタビューを行った。(inte
トップインタビュー【復刻インタビュー】ロマンポルシェ。(2004年9月号)- ロマンポルシェ。は死体カメラマンみたいなもの。 男独自の曲がった価値観の啓蒙と、ニューウェーヴが持ついかがわしさの復権を目的に活動を続ける"ロマンポルシェ。" ライブでの説教、全裸、千本ノックなど、そのパフォーマンスに注目されることが多いが、80's New Wave を換骨奪胎した無機質でいかがわしいサウンドと、社会の最底辺までをも照射する不条理な歌詞は、現在のロックシーンでは誰も辿り着けない地平にまで到達している。ニューアルバム『おうちが火事だよ!』は、ロマンポルシェ。の独特の才能がバランスよく開花した現時点最高傑作と言えるだろう。陽の当たる場所から遠く離れ、社会の闇でくすぶる俺たちに残された最後の砦、それがロマンポルシェ。なのだ! (TEXT:加藤梅造) 愛情は醜くて一方的なもの
掟ポルシェ @okiteporsche 俺にも売れたくて必死な時期があって、10年以上前に当時の事務所社長と相談の結果、セルアウトのためにここはひとつ青春パンクをやってみようということになった。若者にウケたくてバックバンドにハイスタの人とかどうですかね?と言ってみたが当然却下され、同じレーベルのU.Gマンとやることに。 2014-12-14 08:08:50 掟ポルシェ @okiteporsche 大阪のイベントで一回だけ、件のU.Gマンとのセッションバンドは行われた。何度かリハしたにもかかわらず、青春パンクっぽい曲は一曲しか出来なかった。そして遂にステージでその曲を演奏。が、自分で書いた青春っぽい歌詞を、ハッキリ声に出して発生することが出来ず、喃語みたいにしてごまかした。 2014-12-14 08:13:27 掟ポルシェ @okiteporsche 自分の心から出た言葉、メッセージソン
まず自分は、BABYMETALを「存在として痛快で好き」であり、音楽としては「興味が持て無い」という立場です。ベビメタが音楽的フォーマットのひとつにしているであろうデスメタルも(幾つかのバンドが特殊に)好きですし、アイドル(とその歌)も好きです。では何故自分が好きにならないとおかしいであろうデスメタルのようなものとアイドルの融合であるベビメタの「音楽」を好きにならないかというと、理想のデスメタル像とアイドルソング像が結構頑なにあるだけに、ベビメタのそれは自分の理想と少しずつ違っていて、それは1分ずれた時計みたいなもので、自分にとってどうにもピンと来ないものであるということです。嫌いとかそういうのとは違う、「好きになりたいのにならせてくれないもの」、といったらいいでしょうか。ファンの皆さん、すみません。 しかしながら、その存在については、大変意義があり、美しいなと思っています。メタルもアイド
ロマンポルシェ。 掟ポルシェ(Vocal,Instruments,説教) ロマン優光(Delay) 怒濤のリリースラッシュを続けるロマンポルシェ。一見メチャクチャに見える彼らの活動軌跡の裏にあった冷静な戦略を、掟ポルシェ氏にじっくりと語ってもらった。心眼を開いて読んで欲しい。(Interview:加藤梅造) 『ニューウェーヴ愚連隊』はNWの定義 ──ロマンポルシェ。のニューアルバム『孫』には説教が入ってないんですね。 掟 説教を入れるとみんな説教しか聴かなくて、単なる面白い人だとしか思われないんです。そうすると、この人はミュージシャンじゃないっていう扱いをされてしまって、まるでタモリが出してるアルバムと変わらないんですよ。それが気に入らなくて、しばらく説教はお預けにしとこうと。まあ、ライブでは当然やりますが。 ──ニューアルバムに先駆けてDJロマンポルシェ。の『ニューウェーヴ愚連隊1・2』
2010年10月(15) 2010年09月(36) 2010年08月(42) 2010年07月(36) 2010年06月(60) 2010年05月(18) 2010年04月(39) 2010年03月(22) 2010年02月(32) 2010年01月(40) 2009年12月(10) 2009年11月(35) 2009年10月(57) 2009年09月(22) 2009年08月(54) 2009年07月(19) 2009年06月(58) 2009年05月(25) 2009年04月(24) 2009年03月(21) バイク盗むんだったら、天城越えぐらいしろ! ロマンポルシェ。6年ぶりのアルバム『盗んだバイクで天城越え』がいよいよ発売される。日本人ならどこかで聞いたことのあるようなタイトル、世界中の人になぜか親近感を与える可愛い猫のジャケット。かつての「梶原一騎があの世から送り込んだ二匹の黒猫
――人気グループきってのいい人。女性のカゲもない、「草食」な存在。 そんな34歳が真夜中の公園で全裸になった。「異常行動」に走らせたモノとは――。 奇行は、1年前にもあった。 都内の30代の会社員の男性はその夜、東京ミッドタウン内のホテルに泊まっている知り合いから、電話を受けた。 「クサナギ君がいるよ」 別の場所で友人と飲んでいたが、急いでミッドタウンに移動した。深夜でも営業しているカフェで、彼が飲んでいた。連れもなく、一人だった。 ■スエットのパンツを… スエットの上下。部屋着のようで、顔は赤かった。友人と一緒に様子をうかがっていたら、彼が気づいた。 「一緒に飲もうよ」 と声をかけられた。もちろんまったくの初対面。気さくな態度に驚いた。みんなで缶ビールを飲んだ。口調からは明らかに酔いが感じられたが、友人と飲んでいるようにリラックスして、楽しそうだった。 「慎吾って、ほんとうにい
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