以下のページを読んでいて、サラリーマンにとって最低限必要な金融知識ってなんだろうな、と思った。 Facebook 短期と中長期で思いつくものを並べてみる(一部アップデートしました)。 短期(数年) 短期にお金を増やすという方法はたいていそれ以上のリスクを備えているので、短期で定期的に決まった額が入ってくるサラリーマンの場合、手を出すべきではない。仮にあなたがとても有効とおもわれる金融的手法をあみだしてFXや株でお金を増やそうというならば、あなたの数千倍のお金をかけているファンドや証券会社がどうしてその手法にきづいていないのかをまず考えるべき。答えはおそらくそれ以上のリスクがあるから、になる。 輸出が稼ぎ頭の日本企業は円高、国内が稼ぎ頭の日本企業はデフレに苦しんでいるのだから日本株は当面投資するタイミングにない。インデックスでも同様だが、セレクト型のファンドはもっとだめ。たとえば国内株メイン
なるべく広い範囲の個人に適用できて、最も簡単なマネー運用法とはどのようなものだろうか、というようなことを最近考える機会があった(単行本の企画書を書いたので)。 投資理論から風呂敷を広げるのは気が引けるが、投資の本では、リスクとリターン、有効フロンティアと説明が進み、リスク資産の有効フロンティアと資金の借り入れ・運用が自由に出来る場合に、最も効用の高いポートフォリオが一つだけ選択されて(要はリスク当たりの超過リターンが最大になるポートフォリオだ)、リスクをたくさん取る人も取らない人も、このポートフォリオとリスクフリー資産の組み合わせ(レバレッジを利かせることもあり得る)を持てばよい、といった順番で話が進む。この後、市場の均衡からCAPMと進むと、急に現実感が乏しくなって、論理は大丈夫でも、市場を説明する理論としては「使い物にならない」と感じるようになるが、リスク資産のポートフォリオが一つ定ま
為替というのは、不思議な世界で、金融という感じがしない。金融の発祥は為替取引だから、感じがしないのはこちらがおかしいのだが、金融、いや金融商品といったときにリターンが出るもの、そういう投資対象、という概念にこちらが縛られているから、おかしなことになっているのだ。 しかし、金融の発祥が為替だとすると、為替でもリターンが生まれていたはずである。それは、為替というメカニズムを通じて、決済の手数料を取っていたからである。それは決済サービスであり、投資対象としてではない。しかし、直ちに、資金の足りないところに資金を移動するメカニズムとしても機能し、投資リターンとしての為替取引利益が発生した。ただし、これは、資本をレンタルしたことによるリターンを為替という形で取っていただけのことで、為替自体がリターンを生むわけではない。 そうなのだ。為替はリターンを生まない。だから為替のリターンとはすべてトレーディン
お金の思想が満載の本です。山崎元氏は、以前、「超簡単お金の運用術」「転職哲学」の本を紹介しました。どの書も、ユニークかつ本質に迫る視点が秀逸です。 この本を読み、勉強になった箇所が15ほどありました。「本の一部」ですが、紹介したいと思います。 ・お金は「汚い」のではなく「危ない」もの ・お金を道具として目的のために使いこなすには、お金と心の関係をはっきりさせておく必要がある。その上で、お金を合理的に扱うことに徹する。いわば、「お金の思想」の骨子 ・お金があると「自由の範囲が広がる」。そして、目的達成可能性が高まる。また、多くの不幸が避けられる ・お金について心配しなくてもよい状態をつくることが、一つの目標。安心してお金のことを忘れられる人生が理想的 ・お金に関して最も恐ろしい副作用は、お金が容易に価値観に置き換わって、人を支配する場合があること ・お金がそこそこ以上にあり、その上で、これか
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「不動産と心中するつもりだろうか?」 不動産投資はからくりに満ちている。儲かるように見せかけることができるので、騙される人が後を絶たない。例えば、不動産投資のキャッシュフローは、誰でも初年度が最も儲かる。しかし、いずれマイナスになり、ローン返済に困るようになる。売りたくてもローン元本を上回らなければ売れない。そうなってからでは遅い。儲かっていないとは誰にも言えずに、時限爆弾が時を刻み始める。 しかし、この世界は騙される方が悪い。なぜなら、不動産投資はいつ終わるか分からない「ババ抜き」をやっているようなものだからだ。高く売り抜けたら、このゲームを終えることができる。最後にババを手元に残した人が大損して、最悪は自己破産することになる。相当な数の人が不動産投資をやっているので、これから自己破産者が続出することになる。そのXデーはいつ来るか分からないが、必ずやって来る。 私は不動産投資はやらない。
※本ブログでは記事中にPRを含む場合があります 来年のお話ですが、モーニングスターが『2012年新春セミナー ~インデックスファンドで資産運用~』という無料セミナーを開催するようです。 モーニングスター主催 『2012年新春セミナー ~インデックスファンドで資産運用~』 日時:2012年1月13日(金) 18:00会場/18:30開演 場所:有楽町朝日ホール (有楽町マリオン11階) 定員:先着 600名 内容: 第1部 千葉商科大学大学院名誉教授の齋藤精一郎氏の基調講演「欧州危機と世界経済の展望」 第2部 FPのカン・チュンド氏、和泉昭子氏、コーディネーター朝倉智也氏で、インデックスファンドを使ったポートフォリオを紹介しながらのパネルディスカッション 申し込みなど詳しくは、モーニングスターのセミナー情報をご覧ください。 あのマルキール氏やエリス氏も来日講演をした立派なホールで、先着600
米国最大の公的年金基金として有名なカルパース(CalPERS:California Public Employees` Retirement System=カリフォルニア州職員退職年金基金)は、昨年末時点で2,600億ドル、日本円に換算すると約29兆円もの巨額資産を抱えています。その資産規模だけでなく、先駆的な投資スタイルからも世界最大級の機関投資家カルパースの資産運用戦略は注目されています。 彼らの昨年末時点の資産配分戦略をご紹介しましょう。 資産総額(Total Fund):2,600億ドル 米国株式(Domestic Equity):936億ドル(36%) 海外株式(International Equity):558億ドル(21%) 米国債券(Domestic Fixed Income):604億ドル(23%) 海外債券(International Fixed Income):74億
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