アドビ システムズ、イースト、ジャストシステム、大日本スクリーン製造、マイクロソフト、モリサワの6社は2010年12月6日、様々な字体をデジタルデータとして使用するための技術「IVS(Ideographic Variation Sequence)」の普及促進を目的とした協議会「IVS技術促進協議会」を設立した。6社共同で、アプリケーションやフォント、OSのIVS対応促進、異なるデバイス間やOS間でのIVSの相互運用性向上に向けて取り組む。 IVSは、文字コードの国際標準であるUnicodeが定める字形選択子(Variation Sequence)という仕組みを基に開発された技術。Unicodeの各文字に字形選択子を付け加えることで、字体のバリエーションを正確に指定する。この技術により、「邊」「邉」など1つの文字コードに複数の字体が存在する漢字や、これまで通常の方法で入力/表示ができずに外字
富士通株式会社は12月7日、文字管理ミドルウェア「Interstage Charset Manager(ICM)」に関する記者説明会を開催。Windows Vistaで採用された文字コード「JIS2004」の登場で、さらに複雑となった文字コード運用に対する富士通の取り組みが説明された。 ICMは、SOAを支えるInterstageファミリーの中の“文字運用基盤”となる製品。ひと言でいえば、「OSやシステムごとの文字の違いを吸収するミドルウェア」(ソフトウェア事業本部 データマネジメント・ミドルウェア事業部 第一開発部の野島伸一部長)である。 日本の漢字には、同音異字が多い。代表例には「わたなべ」の「辺」という文字があるが、この1字をとっても何通りものパターンがあり、名字を書く際に神経をすり減らした経験が誰しもにあるはずだ。この文字には、目を凝らして見比べないと違いが分からないようなものが1
現象 Microsoft ASP.NET を使用してファイルをダウンロードする以下のような Web ページを作成した場合、ファイル名に日本語を使用すると、文字化けや意図しないファイル名が表示されます。 ASP.NET Web アプリケーションで、送信する HTTP ヘッダーに Content-Disposition を含めると、Microsoft Internet Explorer 5 以降のブラウザではファイルのダウンロード ダイアログ ボックスが開きます。この機能を利用して、以下のようなコード (C#) を含む、.aspx ファイルを Web サーバーに配置します。 Response.AppendHeader("Content-Disposition","attachment; filename=日本語.zip"); Internet Explorer を使用して該当のページを表示する
前報で述べた通り,マイクロソフトのWindows Vistaでは,文字コードにUnicodeを使いながら,Unicodeとは異なる文字コード規格のJIS X 0213をサポートする,という方式を取っている。というのも,Windows 98日本語版以降ずっとサポートしてきたCP932(本名はWindows Codepage 932,いわゆるMS 漢字コード)やJIS X 0212を捨てるわけにはいかないので,CP932もJIS X 0212もJIS X 0213もみんなまとめてUnicodeで扱う,というやり方を取らざるをえないのである。 前報では,JIS X 0213の第一水準~第三水準漢字7614字について,Vistaで新たに採用された日本語フォントセットであるメイリオとXP以前のMSゴシックを見比べ,7614字のうち325字*が,VistaとXP以前との間で文字化けする(ここでは本来表
11月30日に企業向けには出荷が始まったWindows Vista。そのVistaで,“文字化け”が起こるらしい。文字化けといっても,Webアクセス中にたまに見かける全く読めない文字の羅列になることはほとんどなく,その多くは似た文字が表示される程度である。ここでは,本来表示されるべき文字の形が少し違ったものが表示されるケースも“文字化け”として扱う。 Microsoftは,Windows 98日本語版の発売以来,Windows 2000,Windows Me,Windows XPまでCP932(本名はWindows Codepage 932,いわゆるMS漢字コード)とJIS X 0212をサポートしてきたが,最新のWindows VistaではJIS X 0213に乗り換えた。いや,乗り換えたというのは,ちょっと語弊がある。CP932とJIS X 0212に加えて,JIS X 0213もサ
【記者の眼】 Unicodeは「使える」から「知らずに使う」フェーズへ Windowsにおいて「Unicode」は,長らく「使える」けれども「あまり使われない」存在だった。その状況が「Windows Vista」と「the 2007 Microsoft Office」で変わろうとしている。この2製品に付属する「Microsoft IME」で,「WindowsではUnicodeでしか扱えない文字」が,変換候補として頻出するようになったからだ。Unicodeはいよいよ,一般ユーザーが「知らずに使う」存在になるだろう。 【記者のつぶやき】 シフトJISを捨てられるか? これまで,Windows Vistaの文字の扱いに関する事柄を何度か取り上げてきた。同じキャラクタ・コードで,Windows XPのときと文字の形が変わったり,Unicodeでしか扱えない文字があったりするという話題だ。今
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