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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (40)

  • 海洋生物学者のフィッシュ氏など、名前が人生に与える影響は?

    ブラジルで開催された2016年のリオデジャネイロオリンピックで男子100メートル準決勝を走る、「ライトニング・ボルト(稲)」の愛称を持つウサイン・ボルト(Usain Bolt)氏。(PHOTOGRAPH BY CAMERON SPENCER, GETTY IMAGES) 「今でも人にこう言われます。『ねぇ、あなた、自分の名前が鳥の名前だって知ってる?』って」とカーラ・ダブ(Carla Dove)氏は笑う。 無理もない。ダブ氏は米首都ワシントンDCにあるスミソニアン国立自然史博物館羽毛識別研究所の所長として、年がら年中、鳥のことを考えている。もちろん、ハト(dove)も例外ではない。 同様に、グレッグ・ポンド(Greg Pond)氏は米環境保護庁(EPA)の水生生物学者として、米国北東部の水域で分析を行っている。 「私の原点は水、そして、水に生きるすべてのものです」とポンド氏は語る。「そし

    海洋生物学者のフィッシュ氏など、名前が人生に与える影響は?
    dynamicsoar
    dynamicsoar 2024/01/14
    笑い話みたくなってるけど Frank Fish は動物遊泳業界では知らない人がいないレベルの有名研究者。隣接分野の我々(動物飛行業界)でもよく知られている。
  • 【動画】マダニは「飛べる」と判明、翅はなく跳べもしないのに

    誰も聞きたくないニュースだろうが、マダニは短い距離ながら重力に逆らって空中を移動できることがわかった。6月30日付けで学術誌「Current Biology」に発表された論文によると、ひそかに静電気の後押しを得て、宿主にたどり着くマダニもいるようだ。(参考記事:「危険なマダニ感染症から身を守るための基礎知識、春夏秋は要注意」) マダニはクモガタ類の寄生生物で、動物の血を吸わなければ生きていけない。「宿主を見つけることは、彼らの一生で最も重要な瞬間です」と語るのはドイツ、ベルリンにある自然史博物館の博士研究員であり、生物学者のサム・イングランド氏だ。 だが同時に、マダニはある問題を抱えている。跳躍できないのだ。しかも、マフィンに入っているケシの実くらい小さいものもいる。 マダニの多くの種は、草の葉によじ登り、フック状の脚を伸ばしてじっと宿主となる獲物を待つ。そして、シカやヒツジ、ネズミなどが

    【動画】マダニは「飛べる」と判明、翅はなく跳べもしないのに
    dynamicsoar
    dynamicsoar 2023/07/17
    @daisya 体全体が正または負のいずれかに帯電するのではなく、正と負の両極を持つように分極しているためだろうと推測されているっぽい https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960982223007728?via%3Dihub#sec1
  • 光合成による水の分解、「最大の疑問」をついに解明、定説覆す

    植物のタンパク質にレーザーで刺激を与え、その結果起こるプロセスをX線で捉えることによって、科学者らは光合成反応に未知の段階が存在することを発見した。画像はX線で透視したハグマノキの葉。(IMAGE BY NICK VEASEY, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 光合成は地球の生命にとって不可欠だ。生態系の基礎をになう植物は、これによって自らの栄養を得ている。しかし、光合成がどのような仕組みで行われているのかについては、まだ正確にはわかっていない。 今回、ふたつの新たな実験によって、光合成の中でも特に難しい反応のひとつである水の分解における謎の一端が明らかになった。 水の分子が分解されると、酸素が空気中に放出される。「われわれ全員が依存している、あらゆる高等生物にとって不可欠な酸素は、まさに光合成の副産物なのです」と語るのは、米ローレンス・バークレー国立研究所の化学者で、ひとつ

    光合成による水の分解、「最大の疑問」をついに解明、定説覆す
  • 衛星が生まれる瞬間を初観測か しかも太陽系外

    恒星系「PDS 70」の想像図。大きな惑星を取り巻く塵の円盤は、新しい衛星が生まれる兆候かもしれない。(ILLUSTRATION BY S. DAGNELLO, NRAO/AUI/NSF) 太陽系外の巨大な惑星に衛星が誕生する瞬間と見られる画像が、初めて撮影された(画像は2ページ目に掲載)。 (参考記事:「初の「系外衛星」を発見か、約4000光年先の惑星」) チリのアルマ望遠鏡が撮影した画像には、地球からおよそ370光年離れた小さな恒星を回る若い惑星が写っており、しかもその惑星を取り巻くように塵(ちり)とガスの円盤が包んでいるように見えるのだ。ちなみに私たちの太陽系に関して言えば、今から数十億年前、木星の数多くの衛星が今回、観測された現象と同じような構造で生み出されたと考えられている。 (参考記事:「研究室 こんなにすごいアルマ望遠鏡 河野孝太郎」) 「この大きな惑星の周囲には、複数の惑星

    衛星が生まれる瞬間を初観測か しかも太陽系外
    dynamicsoar
    dynamicsoar 2019/07/18
    すごい。しかし翻訳怪しいな。star system を「惑星系」?図のキャプションでは「恒星系」なのに。相変わらず原文へのリンクないし… https://www.nationalgeographic.com/science/2019/07/alien-moon-likely-seen-forming-first-circumplanetary-disk-alma/
  • コウモリを錯覚させて逃げるガ、進化の謎を解明

    シダの葉の上で巨大な翅を広げるアメリカ産の大型ヤママユガ、アメリカオオミズアオ(Actias luna)。米ノースカロライナ州で撮影。(PHOTOGRAPH BY AL PETTEWAY AND AMY WHITE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) アフリカ原産のヤママユガ、アフリカオナガミズアオ(Argema mimosae)が巨大な緑色の「翼」を広げると、卓球のラケットほどの大きさになる。見た目が美しいだけでなく、腹をすかせたコウモリにとって、このガは大きな翅の間にジューシーで栄養たっぷりの体をもつ貴重なご馳走だ。 アフリカオナガミズアオの後翅からは、独特な形の一対の長い尾(尾状突起)が垂れ下がっている。いかにも捕まえやすそうに見えるかもしれないが、すぐれた反響定位(エコーロケーション)の能力をもつコウモリがこのガをねらうと、たいてい捕まえ損なってしまう。い

    コウモリを錯覚させて逃げるガ、進化の謎を解明
  • 太古の新種巨大ペンギンを発見、100kg超、最古級

    人間のダイバーと比較した巨大ペンギン「クミマヌ・ビケアエ(Kumimanu biceae)」の復元図。(COURTESY SENCKENBER) ニュージーランド南島オタゴのハンプデンビーチで、新種の巨大ペンギンの化石がまた発見された。翼と脚の骨から見積もったサイズによると、体重は101kgあったと推定されている。体長は177cmで、男性の平均身長ほどもある。この発見は12月12日付けの学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表された。 ペンギンには「クミマヌ・ビケアエ(Kumimanu biceae)」という学名が与えられた。クミはマオリ語で「怪物」、マヌは「鳥」という意味だ。 クミマヌは約6000万~5500万年前の暁新世後期に生息していたと考えられ、これまでに発見されているペンギンの化石の中では最古級。現生のコウテイペンギンより大きな古代の巨大ペンギンが発見されたのは今回が初め

    太古の新種巨大ペンギンを発見、100kg超、最古級
  • 水の上の走り方、水鳥カイツブリの秘技が明らかに

    「水上ダッシュ」と呼ばれる求愛ダンスで水の上を走る2羽のクビナガカイツブリ。(Photograph by Paul Souders, Corbis) デートって大変、と思っているなら、少なくとも自分がカイツブリでないことを喜ぼう。北米で見られるクビナガカイツブリとクラークカイツブリは、パートナーを魅了して関係を維持するために、オスもメスも一緒に水の上を走らなければならないのだ。 これら2種のカイツブリは、春の繁殖シーズンの間「水上ダッシュ」(rushing)と呼ばれる行動を見せる。2羽、あるいはそれ以上の集団で動きを合わせ、約7秒間、最長で20メートルも水上を疾走する。水上を歩く能力を持つ脊椎動物としては最大の彼らだが、なぜそんなことが可能なのか、詳しく観察した人はこれまでいなかった。 2種のカイツブリが重力をものともしない秘密は、1秒間に最高20回にものぼる速い歩数と、指を広げた足で水面

    水の上の走り方、水鳥カイツブリの秘技が明らかに
  • 【動画】ハサミムシのすごい翅、驚異の折り畳み式

    ハサミムシの翅は普段は見えないが、畳んだ状態の10倍以上にまで広がる。主に地上で暮らすハサミムシは、翅を広げると非常に効率の良い飛行家に変身する。 ハサミムシはいわれのない非難を受けている。誤解をただすべき時だ。 まず、ハサミムシは居場所を求めて人の耳の中に入ったりしない。この説がそのまま「イヤーウィッグ(耳の虫)」という英名になっている以上、先にはっきり言っておく必要があるだろう。オックスフォード英英辞典にも「ハサミムシが人の耳に入り込む習性があるという俗説は根拠がないと思われるが、長年にわたり広く信じられている」とある。 それでも、耳と関連づけられたこの名前は中世以降の文献に記録され、多くの言語に反映されている。例えば、古いフランス語の呼び名「perce-oreille(ペールソレーユ)」は「耳に穴を開ける」という意味だ。 ハサミムシの実態を知るには、学術的な名前の方が参考になるだろう

    【動画】ハサミムシのすごい翅、驚異の折り畳み式
  • コモドドラゴンの生息地が広がらない意外な理由

    オスのコモドオオトカゲが、浜辺で休んだ後、海へ入っていく。彼らは時折、海岸で水に浸かるが、最新の研究によれば、沖へ出て行くことはめったにないらしい。島めぐりとは縁がないようだ。(Photograph by Stefano Unterthiner, Nat Geo Image Collection) 人間を超える巨体で鋭敏に狩りをし、相手に噛みつくと毒を流し込むコモドオオトカゲ(Varanus komodoensis)は、なかなか驚異的な生き物だ。長距離移動をこなせるうえ、天敵がほとんどいない。にもかかわらず、彼らがどうしてもっと広い範囲に生息していないのか、一部では不思議に思われてきた。(参考記事:「毒で獲物を仕留めるコモドオオトカゲ」) インドネシアのバリ島からティモール島にかけての小スンダ列島が、コモドオオトカゲの唯一の生息地だ。最新の研究によれば、このトカゲたちは、地元での生活に大変

    コモドドラゴンの生息地が広がらない意外な理由
    dynamicsoar
    dynamicsoar 2018/11/23
    どうでもいいんだけど Proceedings B of the Royal Society じゃねーだろ、B は最後だよ、ってのが気になってしまった…//「何万年も前には、インドネシアからオーストラリアにかけてもっと広く分布していた」へぇ、興味深い…
  • (監修:今村文昭)

    前回は、社会集団を観察する疫学では王道とも言える「コホート研究」の事例を見た。 このままどんどん栄養疫学の真髄に触れるようなお話をうかがっていきたいところだが、ここでは少し立ち止まって、別の話をする。 今村さんがエルカ酸の研究を手がける以前の研究について、ちょっと気になる表現があった。1970年代のインドで行われた古い研究を、今村さんは「エビデンスが弱い」と位置づけた。 エビデンスには「強弱」つまり、強い証拠と弱い証拠があるのだろうか。参考になりそうな考え方として、「エビデンスレベル」という概念があり、疫学の入門書を読んだことがある人なら知っているかもしれない。 先に紹介した「コホート研究」は、研究デザインとしてはかなり強いエビデンス足りうる(エビデンスレベルが高い)ものだ。また、さらにそれよりも強いとされる「メタアナリシス」も今村さんは複数手がけている。稿では、次回以降、「メタアナリシ

    (監修:今村文昭)
  • 眠っている鳥の涙を飲む蛾を発見、世界で3例目 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ガの一種(Gorgone macarea)がクロアゴアリドリの首にとまり、長い口吻で鳥の涙を飲もうとしている。ブラジルで生物学者が発見し、撮影した。(PHOTOGRAPH BY LEANDRO MORAES) ブラジル、アマゾンのジャングルで、眠っている鳥の涙を飲む「ガ」が見つかった。同国では初めての報告で、世界的に見ても、これが3例目だ。 ガやほかの動物の涙を飲む姿は、これまでにもたびたび目撃されてきた。これは、必須栄養素である塩分を得るためだと考えられている。塩分は植物の蜜には含まれておらず、他の場所では見つけるのが難しいからだ。(参考記事:「ワニの涙をすするチョウとハチ」) 鳥の涙も、同じ理由で狙われたのかもしれない。しかし、今回目撃された地域では、近くの川が毎年はんらんし、多くの塩分が土壌から水に溶け出している。つまり、塩分は簡単に手に入る。このため、9月17日付けで学術誌「エコロ

    眠っている鳥の涙を飲む蛾を発見、世界で3例目 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    dynamicsoar
    dynamicsoar 2018/10/02
    メチャメチャ面白いなぁ…。この鳥は昆虫食ではないんだろうな、たぶん。いやそうでなくても嫌がらないのが不思議…
  • 若き音楽家はなぜ博物館の鳥300体を盗んだのか

    極楽鳥の仲間、カタカケフウチョウ(Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark) 「極めて珍しい犯罪です」 英国イングランド、ハートフォードシャー州警察のフレイザー・ワイリー警部は、当時そう語っていた。 事件が起こったのは、2009年6月のある晩のこと。米国人のエドウィン・リスト(20歳)が英国自然史博物館に侵入し、300体近い鳥の標スーツケースに詰め込み、姿を消した。この博物館は、世界有数の希少鳥類の標コレクションを所蔵しているが、リストはそのなかでも、極楽鳥(フウチョウ)やケツァール(カザリキヌバネドリ)といった最も希少で最も色鮮やかな鳥ばかりを盗み出したのである。 フルートの才能に恵まれたリストは、王立音楽アカデミーで学ぶためロンドンに滞在していた。趣味は、サケ釣り用のフライ(毛針)を手作りすること。その腕は

    若き音楽家はなぜ博物館の鳥300体を盗んだのか
  • 「鏡の中の自分」がわかる魚を初確認、大阪市大 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ホンソメワケベラ(Labroides dimidiatus)には、鏡で自分の姿を認知する能力があるかもしれない。だとすれば、動物の知能や自己認識について多くの疑問が湧いてくる。写真ではフグのえらを掃除中。(PHOTOGRAPH BY CHRIS NEWBERT, MINDEN PICTURES/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 鏡に映った自分の顔に汚れがついていたら、ほとんど無意識のうちにぬぐい取ろうとするだろう。簡単なことのようだが、これができるのは人間以外にはオランウータンやイルカなど、ごく限られた賢い種だけだ。人間でさえ、幼児期にならないと鏡の中に見えるのは自分自身なのだと認知できない。 だが、大阪市立大学の幸田正典氏らが8月21日付けで論文投稿サイト「BioRxiv.org」に発表した研究で、小さな熱帯魚のホンソメワケベラ(Labroides dimidi

    「鏡の中の自分」がわかる魚を初確認、大阪市大 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    dynamicsoar
    dynamicsoar 2018/09/14
    面白かった。鏡以外の環境はどうなってるんだろう(どう影響するのだろう)。VRも使えそうだ(使ってそうだ)。
  • 【研究室】研究室に行ってみた。モーリタニア国立サバクトビバッタ研究所 サバクトビバッタ 前野ウルド浩太郎

    TOP Webナショジオ 【研究室】研究室に行ってみた。モーリタニア国立サバクトビバッタ研究所 サバクトビバッタ 前野ウルド浩太郎 今回、訪ねたのは西アフリカの砂漠の国、モーリタニア。しばしば大発生しては、緑という緑をい荒らす害虫、サバクトビバッタを研究している“バッタ博士”こと前野ウルド浩太郎さんの研究フィールドに行ってみた!(文・写真=川端裕人)

    【研究室】研究室に行ってみた。モーリタニア国立サバクトビバッタ研究所 サバクトビバッタ 前野ウルド浩太郎
  • 【解説】地球のプレート運動、14.5億年後に終了説

    ハワイのマウイ島にあるプウ・オ・マウイ噴石丘。(PHOTOGRAPH BY DESIGN PICS INC) 地球のプレート運動は、すばらしい芸術作品を生み出している。地球に山と海があり、恐ろしい地震や激しい火山噴火があり、今この瞬間にも新しい陸地が誕生しているのは、プレート運動がずっと続いているからだ。 しかし、永遠に存続するものなどない。 プレートを動かしているのは、その下にあるマントルの熱対流だ。しかし、時間とともにマントルの温度は下がり、やがて、地球全体を覆う“ベルトコンベア”の運動は停止する。そのとき、炭素循環も、長い歳月にわたって生物進化の原動力となってきた地質活動も終息する。 このほど、国際地質科学連合の会長で、中国地質大学の地質学者である成秋明氏が、プレート運動が終わる日が訪れる時期を予想した。成氏の計算によれば、終わりは約14億5000万年後にやってくる。太陽が膨張して赤

    【解説】地球のプレート運動、14.5億年後に終了説
  • ほぼ絶滅した鳥が復活へ、ある男の30年の努力

    求愛行動の最中、頸の気嚢を膨らませる雄のアトウォーター・プレーリー・チキン。絶滅の危機に瀕しているこの鳥は、テキサス州南東部にごくわずかな数が生息している。(PHOTOGRAPH BY BATES LITTLEHALES, NATIONAL GEOGRAPHIC) 米魚類野生生物局の生物学者マイク・モロウ氏が、初めて野生のアトウォーター・プレーリー・チキン(ソウゲンライチョウの仲間)を見たのは、1983年のある夜のことだった。氏は当時、米テキサスA&M大学の大学院生で、その日は別の研究者の調査に同行していた。彼らは早朝、太陽が昇る前に現場の草原に到着した。 「暗闇の中に座っていると、突然、鳥たちが飛んでくる羽音が聞こえてきたんです。ほどなく、彼らはウーウーという独特の音を出し始めます。これは『ブーミング』と呼ばれます。声は聞こえても、姿はまだまったく見えません。やがて夜が明けて明るくなって

    ほぼ絶滅した鳥が復活へ、ある男の30年の努力
  • スロー映像 絶妙なタイミングで水を飲むハチ | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    【動画】撮影時、イラク・ナーシリーヤの気温は摂氏44度まで上がった。このハチは巣内の温度を下げるために、水が必要だったのだろう。(解説は英語です) 動物には水が必要だ。大きな哺乳類も小さな昆虫も、地上の生物は水がなければ死んでしまう。 ハチも例外ではない。映像は、イラクの都市ナーシリーヤで撮影されたもの。水滴がしたたり落ちるホースとその周りを飛ぶハチが映っている。見たところ、ハチはしずくをつかもうとしているように見える。ただ、重くて受け止めきれないようで、しずくとともに落下する。すぐに、しずくを離れると、またホースの先に戻り、同じ動作を繰り返す。 賽(さい)の河原で石を積むようなむだな行動を繰り返しているように見えるが、実際は違う。スロー動画で分かるように、ハチはこうやって水を得ているのだ。 「ハチが水を飲む光景は、よく見られます」と、米ミシガン大学生態学と進化生物学教授のエリザベス・ティ

    スロー映像 絶妙なタイミングで水を飲むハチ | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    dynamicsoar
    dynamicsoar 2018/08/23
    期待したけど飲んでるかどうか全然わからない…
  • クジラやトドらの大型化、理由を解明、定説覆す

    ニュージーランドのオークランド諸島沖で、ダイバーに近寄ってくるミナミセミクジラ。(PHOTOGRAPH BY BRIAN J. SKERRY, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 陸生哺乳類の中にも体が大きなものは存在するが、地球上で真に巨大な生物を見つけるなら、海に行くことだ。 その理由を解き明かした論文が、3月26日付けの学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。海にすむ哺乳類は「体温を効率よく維持することと、べ物を十分に確保することの間で、妥協点を見つける必要があります」。論文の主執筆者で、スタンフォード大学の生態学者、ウィリアム・ギアティ氏はそう語る。(参考記事:「定説を覆す、異例だらけの新種クジラの生態」) これまでの説では、海洋哺乳類の体が大きいのは、水の浮力によって重力の束縛から逃れられるためとされてきた。それもまだ関係あるのかもしれ

    クジラやトドらの大型化、理由を解明、定説覆す
  • 食虫植物が近くの植物から虫を盗むと判明、九大

    ナガバノイシモチソウ(Drosera toyoakensis)の花を訪れたヒメヒラタアブ。(写真提供:田川一希) モウセンゴケが生きた昆虫を捕らえている場面に遭遇するのは、さほど珍しいことではない。虫植物がやせた土壌から得られる少ない養分を補うために、昆虫から養分を摂取することもよく知られている。 ただしそうした光景の裏側には、虫植物の狡猾な策略があるのかもしれない。科学誌「Ecological Research」に九州大学の田川一希氏らが発表した論文によると、日の湿地に生息する2種のモウセンゴケは、近くに生える植物の花に引き寄せられてきた昆虫を盗み取っているのだという。(参考記事:「投石器方式で獲物を放り込む虫植物」) これは、これまで動物でしか確認されていない「盗み寄生(労働寄生)」の例だと考えられる。「盗み寄生」の状態にある生物は、他の種から物を手に入れる一方で、相手には何

    食虫植物が近くの植物から虫を盗むと判明、九大
  • 南極でペンギン150万羽を発見、衛星とAIを駆使

    アデリーペンギンは南極で繁殖する2種のペンギンのひとつ。彼らは気候変動に脅かされている。(PHOTOGRAPH BY CRISTINA MITTERMEIER, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 150万羽を超すアデリーペンギンが、南極半島の先にあるデンジャー群島で新たに発見されたという論文が3月2日付けのオンライン科学誌「Scientific Reports」に掲載された。 デンジャー群島にペンギンが生息していることは以前から知られていた。しかし、ほとんど調査は行われず、生息数は謎に包まれていた。 そこで、研究者らが衛星写真を解析した後に野外調査を続けて行ったところ、巨大なコロニーの存在が判明した。そのなかには世界第3位と第4位の大きさのアデリーペンギンのコロニーも含まれている。今回の発見により、南極半島の先端から西部に広がる海域で確認されているペンギンの数はお

    南極でペンギン150万羽を発見、衛星とAIを駆使