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ブックマーク / takehiko-i-hayashi.hatenablog.com (4)

  • 因果関係がないのに相関関係があらわれる4つのケースをまとめてみたよ(質問テンプレート付き) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    どもっす。林岳彦です。ファミコンソフトの中で一番好きなのは『ソロモンの鍵』です*1。 さて。 今回は、因果関係と相関関係について書いていきたいと思います。「因果関係と相関関係は違う」というのはみなさまご存知かと思われますが、そこをまともに論じていくとけっこう入り組んだ議論となります。 「そもそも因果とは」とか「因果は不可知なのか」のような点について論じるとヒュームから分析哲学(様相論理)へと語る流れ(ここのスライド前半参照)になりますし、統計学的に因果をフォーマルに扱おうとするとRubinの潜在反応モデルやPearlのdo演算子やバックドア基準(ここのスライド後半参照)の説明が必要になってきます。 その辺りのガッツリした説明も徐々に書いていきたいとは考えておりますが(予告)、まあ、その辺りをいちどきに説明しようというのは正直なかなか大変です。 なので今回は、あまり細かくて遭難しそうな話には

    因果関係がないのに相関関係があらわれる4つのケースをまとめてみたよ(質問テンプレート付き) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
  • なぜ共同事実確認に興味があるのか:リスク心理学の観点から - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    マサヤさんおめでとう!*1 さて。 今回は、今週の木曜日(12月8日)の松浦正浩さんのセミナー「マルチステークホルダー状況下における合意形成と科学的情報の接続」の宣伝も兼ねて、なぜリスク研究者である私が「共同事実確認」に興味があるのかについて整理してみたいと思います。 そもそもこの「共同事実確認」とは何かというと、「共同事実確認方式による原子力発電所の地震リスク」のシンポのこちらのHPから説明文を引用すると: 多様な、時には結論が対立する科学的情報を吟味し、背後にある前提条件、モデル、感度分析等を含めて公開した上で、関係者がある程度納得できる科学的情報と、現在の科学の限界を整理することで、社会的意思決定をできるだけ科学的情報に基づくものとする取組みが共同事実確認である。 というもの(らしい)です。共同事実確認の方法論的な特徴としては、ほぼ全てのステークホルダー(利害関係者)が納得できる科学

    なぜ共同事実確認に興味があるのか:リスク心理学の観点から - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
    ebmgsd1235
    ebmgsd1235 2017/03/06
    “特定の問題に対する「あるべき考え方」や「望ましい結果」についての見解”である価値が直感、感情、偏見としてシステム2(理性)に先行し共通の物差し(科学)を歪める。共同事実確認は解消のための土俵づくり。
  • 確率概念について説明する(第1回):説明全体の構成 --- 確率概念の「規格」と「意味」 - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    どもです。林岳彦です。白泉社文庫の大島弓子作品から一冊選ぶなら『つるばらつるばら』だと思います*1。 さて。 今回からは長期のシリーズとして、「確率概念とは何か」についてガッツリと説明していきたいと思います。今回は、その第一回目として、「シリーズにおける説明の全体構成(予定)」について書いていきます。 シリーズでは確率概念の「規格」と「意味」について書いていきます ざっくり言いますと、シリーズの目的は「確率って何すか?」という問いに答えることです。 で、「確率って何すか?」という問いには以下の: 確率概念とはどのような「規格」をもった概念なのか? 確率の値(たとえば”0.5")は実際問題としてどういう内実的な「意味」を示しているのか? という方向性のちがう2つの問いが含まれていたりします。 前者の(1)については、たとえば、「確率は黄色である」「確率は150km/hである」という言い

    確率概念について説明する(第1回):説明全体の構成 --- 確率概念の「規格」と「意味」 - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
    ebmgsd1235
    ebmgsd1235 2014/03/11
    “「古典的確率/論理確率」「認識論的確率(主観確率)/間主観確率」「頻度論的確率」といった代表的な概念”どういう用件/規格を満たせば概念として十分なのか。実際(必要)問題として数字(0から1)の内実的意味
  • フィッシャーの「統計的方法と科学的推論」の訳者解説が素晴らしすぎる(その1) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    編の方はフィデューシャル推測の項まで書いたのでもう良いかなあ、と思って終わりにして、今回から同書の「素晴らしすぎる訳者解説」のメモを書いていきます。 訳者の方は「渋谷政昭・竹内啓」さんなのですが、巻末の訳者解説が当に素晴らしく完成度が高いのです。「池上彰か!」とツッコミたくなるくらいその解説は分かりやすく明確です。 こんな素晴らしい解説文が絶版により埋もれてしまうのは大きな文化的損失ですので、来ならば全文引用したいところですが、色々な事情もありますので、フィデューシャル推測に関する部分だけを引用していきます。とはいっても長いので何回かに分けて見ていきます(かなり長丁場のシリーズになるかもしれません)。 同書201pの第3節の部分から引用していきます: 統計的推測の問題をはっきりさせるために、一つの例をあげて説明しよう。 今あるものの長さを測って、75.8cm、75.9cm、75.2c

    フィッシャーの「統計的方法と科学的推論」の訳者解説が素晴らしすぎる(その1) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
    ebmgsd1235
    ebmgsd1235 2013/03/09
    養老孟司さんがフラクタルに絡めて「国境の実際の長さ」について語っていた。それはひとつだがその「一つ」は「一つの数字」にできないと。“その知識がないということを何らかの形で合理的に事前の確率分布の形に”
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