著者: 桜林直子 悩み相談やカウンセリングでもなく、かといって、ひとりでああでもないこうでもないと考え続けるのでもなく。誰かを相手に自分のことを話すことで感情や考えを整理したり、世の中のできごとについて一緒に考えたり――。そんな「雑談」をサービスとして提供する“仕事”を2020年から続けている桜林直子さん(サクちゃん)による、「たのしい雑談」入門です。 話すのが怖いと感じても、相手を信用して出してみる。自分から先に出すことで信用していることを証明する。するべきこと自体は明確だが、人を信用するというのは目に見えるものではないので、実現できているかどうかわかりにくい。そもそも、信用するってどういうことだっけ? 誰を信用するか、またはしないかをどうやって決めているんだっけ? 考えれば考えるほど迷宮に入り込み、わからなくなる。 感情や思考に蓋をするとどうなるか 前回、自分の感情と思考は循環するもの