シリア北西部イドリブ県の避難民キャンプで、イスラム教の断食月「ラマダン」明けの祭り「イード・アル・フィトル」のためおめかしをした子どもたち(2022年5月2日撮影)。(c)Aaref WATAD / AFP 【5月9日 AFP】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は8日、シリア内戦の結果、援助を必要とする子どもが過去最多となる一方、支援のための資金は「急減しつつある」と警告した。「シリアの子どもたちはあまりに長期にわたって苦しんできており、これ以上苦しむべきではない」と訴えている。 ユニセフの広報担当者ジュリエット・トゥマ(Juliette Touma)氏によると、援助が必要なシリア人の子どもは国内外合わせて930万人に上る。 同氏はAFPに「シリア国内で650万人超の子どもが援助を必要としている。これは約11年前に危機が始まって以来、最多だ」と説明。加えて近隣諸国に避難した子ども280